竹中平蔵の発言 (財務金融委員会)

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○竹中国務大臣 銀行を中心としました日本の経済システム全体が、高度成長期以降、地価と非常に強く結びついて動いてきたというのは、これは全くそのとおりであろうかと思います。こうした点に着目して、委員が「正論」等々で地価について非常に重要な警告を発しておられるという点も、私は問題の指摘としては大変重要であるというふうに思っております。
 ただ、この地価問題というのはなかなか、言うまでもありませんが、大変根深い。戦後、消費者物価は五倍になった。その間に住宅地の地価は二百二十倍になった。その二百二十倍になった地価が、今百数十倍のところに下がっている。しかし、消費者物価の上昇五倍に比べると、これはどこと比べるかにもよりますけれども、まだ異常に高い地価になっているというのが現状であろうかと思います。
 こうした絶対安全なキャピタルゲインによってさまざまなビジネス、特に銀行も、いわゆるリスクを負担させることによって非常に大胆な経済行動をとって、経済が高い発展をしてきたというのも非常に重要なポイントであったかと思います。しかし、地価そのものを現実問題として政府が直接コントロールするというのは、これは非常に困難である。
 実は、今回の総合対応策のもとになっているのはあくまで骨太の方針であり、骨太第二弾なわけですけれども、その中では、土地というのは、基本的には利用価値で今は決まっているはずだ。将来の値上がり益ではなくて利用価値で決まっているわけだから、やはり地価対策の基本というのは、ある意味で土地の利用価値を高めることである。であるから、実は、大変地味だけれども、重要なポイントは都市再生。都市開発等々における規制緩和等々、都市再生であるということで、したがって、都市再生というのが大変重要な位置づけを政策の中で占めているということでございます。
 加えて、委員御指摘のように、これは税制についても大変重要でありまして、この税制に関しては、年末にかけての税制改正の中で、これは諮問会議としても要望して議論しているし、政府のしかるべき税調等々の中でこの税制についてはさらにまた議論が進められていくことになるというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 竹中平蔵

speaker_id: 23089

日付: 2002-11-12

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会