中津川博郷の発言 (財務金融委員会)

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○中津川委員 皆さんたちに資料をお配りしております。ボードをつくってきましたので、ごらんいただきたいと思うんですが、最近の株価の動きを見ていますと、ちょっと恐ろしいことが感じられるんですね。
 これは日経平均株価の動きを一九九六年ごろと二〇〇一年ごろ、これを比べて書いたものです。上が一九九六年、下が二〇〇一年です。当時のいろいろ企業倒産あるいは事件についても書いてありますが、九六年の橋本政権も今と同じ財政規律路線によって歳出を厳しく制限しました。それで消費税増税、この影響で経済が失速、金融不安が顕在化してきた。これは大変な危機になったんです。
 ことしに入っても小泉政権、昨年度に補正を組むことで、一たんは株価も回復していますよね。だけれども、また緊縮財政というアナウンスで再び下落している。九月以降の不良債権の動きが、一層こういう株価下落を呼んでいるというふうに私は見ているわけでありますが、これからも小泉政権が積極的な経済的な手だてを打たないでいる限り、僕は容赦なく、今竹中さんはいつか上がると、前から私それ聞いていると思うんですがね、株価を確実に下げてくる。しかも、そこに今度、銀行の厳しい資産査定等が重なって、もう金融制度が大きく揺らぐ可能性が出てくるんじゃないか、こんなふうに思っておるんですね。
 私は、橋本政権の二の舞を踏んじゃいけないと思うんです。緊縮財政や財政再建優先の政策から、健全な成長、経済成長軌道、これに乗せる政策に明確に政策転換をしなければいけないと思っているんですね。そのためには、直ちにもう、マーケットが要求しているんですから、補正予算を編成して、来年度は大幅減税を行うべきだ。そのときに、五年から十年ぐらいで財政を健全化させる具体的なプログラムというものを提示すれば、当面の赤字財政が、三兆円か五兆円か八兆円かわかりませんが、出たにしても、将来的には弊害はないと思っているんですね。
 不良債権処理というのは、経済全体が改善したときに初めて抜本的に処理すればいいんじゃないかと私は前から思っているんですよ。そうすれば日本経済を再生させることができるんですがね。いかがでしょうか。歴史を学んでください。

発言情報

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発言者: 中津川博郷

speaker_id: 22886

日付: 2002-11-12

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会