中津川博郷の発言 (財務金融委員会)

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○中津川委員 今竹中さんはもう大臣を二つ、財務と金融ポストにいられて、大変重要な役割ですよね。歴史にどうやって名が残るかという、大変すごい立場に今いるんですが、ちょっと経歴を私調べさせてもらったら、一九八〇年から九〇年代にかけて、ハーバード大学とペンシルバニア大学の研究員をされておりましたですね。同時に旧大蔵省の研究所の研究員も兼任されていました。
 どうも私には、大臣のおとりになる政策というのが、これは日本のためなのかな、アメリカのためなのかなと。そう思うのは、最近私だけじゃないような気がするんですよ。不良債権処理など、今後より一層金融機関の破綻、不良債権の売却が、今度大がかりにもうやるわけでしょう。ということは、旧長銀、このイメージが出てくるわけですよ、新生銀行。莫大な税金を投入して破綻処理をして、結局アメリカの、リップルウッドというんですか、資本、十億円という安値で売ってしまった。今評判悪いですよ、新生銀行。すごい貸しはがし、貸し渋り。
 今度の不良債権処理加速策というのは、竹中大臣、これから新生銀行幾つもおつくりになろうとしているんですか。虎視たんたんと我が国の資産をねらう外国ファンド、この人たちに安くお売りになるつもりじゃないんですか。そんな気がしてならないんです。
 ここに、恐縮ですが、皆さんたちにも資料を配らせていただいておりますが、これは一九八九年の世界の銀行番付ですよ。日本のじゃないんですよ。いやもう、何と言うんでしょうね、ずらりと邦銀の名前が並んで、もう感慨深いですよね。日本の金融は強力だったんですよ。十三年前ですよ。今や我が国の金融機関、もう昔日の面影、全くありません。
 九〇年代以降、世界の金融情勢、アメリカでBIS規制というルールが導入されました。これ、竹中さんも、アメリカへ行ったり日本に行ったりして、情報をあっちにやったりこっちにやったりして、これ、随分影響したと思うんですがね。これは要するに、自己資本比率で銀行の業務を制限しようとすることでしょう。それで、そのころはもう金融ビッグバンとかグローバルスタンダードとか、もうすごいですよ、マスコミにはその言葉が躍っていました。
 日本は、BIS規制を受け入れて、それで結果として、今やもう、資産査定のルール一つを今回変えるか変えないかで生殺与奪をも左右されかねない、そんな惨状にあるわけですよね。ちょうどBIS規制導入のころ、申し上げましたアメリカ、日本の金融情報、その近いところで活動されていらっしゃった竹中大臣、BIS規制のこういう導入を含めて、これは僕は金融機関を弱めた一つの原因だと思いますよ。いかがですか。

発言情報

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発言者: 中津川博郷

speaker_id: 22886

日付: 2002-11-12

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会