平沼赳夫の発言 (経済産業委員会)

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○国務大臣(平沼赳夫君) 小泉総理が、構造改革なくして経済の成長はない、その構造改革をするに当たっては、何といっても、ずっと懸案でございます金融サイドの不良債権、そして産業サイドの不良債権を処理しない限りいつまでたってもこの国の経済の再生はできない、こういう基本的な考え方を持っておられまして、正にまなじりを決してやっているわけであります。
 この不良債権処理というのは、だれしもがこれは処理をしなきゃいかぬというのは共通の認識だと、私はこのように思っています。私も閣内の一員としてそこには協力をしなければならないという形で汗をかかせていただいているところでありますけれども、今、委員御指摘のように、現状の経済というのは非常にデフレ基調でございまして、この不良債権処理というものを進めていくとデフレを加圧する、こういうことにもつながります。
 そういう中で、この一連の政府部内で議論をしてまいりましたときに、私は、不良債権処理はしなければならないと、これはなるべく早くする、そのことは私は理解をする。しかし、デフレを加圧する、そういう要素が非常に大きいわけですから、それをやるんであれば、私は幾つかの手当てをしなければならないんではないか。
 私が主張させていただいたのは、やはりこういう不良債権処理を進めると、銀行が大変BIS規制等で自己資本比率が更に悪くなる。そうしますと貸しはがしが起こると。そうなると、中小企業に対してそれはもろに大きな影響が出てくると。我々経済産業省は、中小企業を、責任を持って中小企業対策を講じさせていただいている役所でございますから、よほどのしっかりとしたセーフティーネットをやはり同時に張らなければならない、こういったことは主張させていただき、私も、その対応策の中に、不良債権処理に伴って中小企業に対するセーフティーネット、これをしっかり構築する、こういう文言が出ておりますけれども、そういう形で私どもはやらなければならない不良債権処理をし、しかし、同時にそういった手当てもしっかり行っていく。
 そういうことを私はその政府部内の会議の中でも言わせていただき、そしてその中で、特に不良債権で処理をするマイナスに対しては、やはり同時に、車の両輪ですから、プラスのサイドの政策も積極的に行わなきゃいけない。それと同時に、一連のこの対応策の中には政策減税のことも入っておりますけれども、そういったことを一体化してやるべきだと。こういうことで、私はその対応策、これにそういう条件下で一生懸命にみんなで力を合わせてやっていこう、こういうことでまとまったところでございます。

発言情報

speech_id: 115514080X00320021107_007

発言者: 平沼赳夫

speaker_id: 2022

日付: 2002-11-07

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会