平沼赳夫の発言 (経済産業委員会)

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○国務大臣(平沼赳夫君) 直嶋先生御指摘のとおり、今、高市副大臣からも答弁をさせていただきましたとおりです。
 中小企業に向けての大手銀行等のそういう貸付けというのは中長期的には改善されると思いますけれども、しかし今の段階では、この不良債権の処理を進めるに当たってはやっぱり中小企業には非常に厳しい状況になりますから、そういう意味では私どもはこれはしっかりとしたセーフティーネット、そういう対応策は強化をしていかなきゃいかぬと、そういう基本認識でございます。
 構造改革に関しましては、経済の活性化と雇用の原動力となる元気な中小企業というものを育成をしなければ、今五百万社近くある企業のうち九九・七が中小企業ですから、その日本の経済の基盤を支えてくだすっている中小企業というのはやっぱり活性化をして、そして活力を持っていただかなければならないわけです。今の、現下の厳しい経済環境の中で、やっぱりやる気と、そして能力のある中小企業に対する金融面のセーフティーネットというのは、そういう意味でも私どもはしっかり今の段階はやらなきゃいかぬと、こう思っております。
 そして、更にこれから大きく構造改革をやっていくという展開では、もう一つはやっぱり新規の創造ですとか新事業展開への果敢な挑戦を後押しをするということが、中小企業全体の構造を変えていく上で私どもは大切なことだと思っております。
 一つは、例えば昨年の秋に臨時国会で御賛同をいただいた、新しく業を立ち上げる、そういうベンチャーを含めてそういう意欲のある方々に対しては、従来の土地担保だとか個人保証だとかそういうことに頼らないで、やはり事業計画等に着目をして、そしてそこを大きく伸ばしていくと。それに対しては非常に利用率も増えてまいりまして、昨年と比べますと六倍ぐらいのスピードでそういう新規創業がその分野で行われているということは、非常に私は顕著なことだと思っております。
 また、新事業展開への果敢な挑戦ということをそのほかでも、例えば今回お願いしている法案の中で最低資本金、これ一千万円、株式会社ありましたけれども、これを極端に言えば一円でもいいというような形でみんながチャレンジしやすい、そういったこともやっていくと。
 私どもとしてはそういう形で、既存の中小企業の中でも悪いところといいところありますけれども、いいところをやっぱり伸ばして、そしてそこに、今厳しい中でセーフティーネットを張って後押しをしながら全体の構造改革をしていく、そういうこともやっぱり必要なことだと思っておりまして、そういう面でのセーフティーネット対策もしっかりやっていかなきゃいけない。
 したがって、やる気と能力のある中小企業、こういったところに関しては私どもはしっかりと後押しをして、そして皆さん方が真剣に取り組んでいただいて構造改革をしていただくと同時に、やっぱり新しい血液を注入しながら新規のそういった中小企業、ベンチャーを含めて起こすような、そういった日本全体の構造改革をしなければならないと思っておりまして、今申し上げましたように、今お願いをしております、昨日、衆議院で可決をしていただきましたけれども、中小企業挑戦支援法案、こういったことも私どもは一生懸命にやっているところでございまして、こういった取組を通じまして、私どもとしては我が国の経済の活力の源泉である中小企業の構造改革は進めていかなきゃいけないと、こういうふうに思っております。

発言情報

speech_id: 115514080X00320021107_023

発言者: 平沼赳夫

speaker_id: 2022

日付: 2002-11-07

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会