竹中平蔵の発言 (財政金融委員会)

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○国務大臣(竹中平蔵君) 御指摘のように、十六年度までに終結させなさいという宿題を総理からもらっているわけでありますけれども、しからば終結とはどういう状況かというのは、考えれば実はなかなか難しい問題でございます。
 今、解決すべき問題があるというふうに申し上げました。人間で言えば、人間にとって、例えばこういう病気はどういう病気かという特定化は比較的できるのかもしれませんけれども、健康というのはどういう状況かというのを一般的に定義するのはこれはなかなか難しいというのと私は似ているのかと思います。その意味では、終結というのは、あくまで委員御指摘のように、金融の機能が正常に機能している、象徴的には金融仲介機能が正常に機能している状況ということになるのだと思います。国民からも、投資家から預金者から、また借り手の企業からも信頼されるような金融システムになっている、その信頼の基礎にあるのはやはり成長性であり安定性であり、そのシンボリックな状況としては金融仲介機能が回復しているということになるのだと思います。
 実は、終結の議論をするとき、当初こういう議論を我々もしていたわけでございますが、それはそれで分かるけれども、やはりより具体的な目標みたいなものが政策である以上は必要なのではないかという御指摘も多方面からいただきました。
 そうした点も考慮しまして、終結というのはあくまで金融の仲介機能回復に象徴されるような全般的な信頼性の回復でありますけれども、一つの中間的な政策目標としてこの不良債権比率を回復させる、不良債権比率を半減させるというのが、これは諸外国の例等々も踏まえてでありますけれども、一つの重要な目標になり得るのではないだろうかというふうに考えた次第でございます。
 不良債権比率が低下すれば、これは金融機関が持っているリスク要因を減らして、もって貸出しの仲介機能も十分に果たせるということで、そうした意味での効果といいますか、も期待できるというふうに考えておりますので、目標としては全般としての正に金融システムを強化して信頼性を回復することである、その中間的な目標として不良債権比率を半減するという目標を掲げた次第でございます。

発言情報

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発言者: 竹中平蔵

speaker_id: 23089

日付: 2002-11-28

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会