竹中平蔵の発言 (内閣委員会)
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○国務大臣(竹中平蔵君) 十月の三十日に金融再生プログラムとそれに合わせて改革加速のための総合対応策というのを同時に発表をさせていただきました。その全体の成り立ち、位置付けについての御質問だというふうに存じます。
小泉内閣は、改革なくして成長なしの理念の下で、構造改革についての様々な議論を積み重ねてまいりました。昨年の骨太の方針、今年六月のいわゆる骨太第二弾、その間にマクロ的な中期ビジョンを示した改革と展望というのが示されております。骨太第二弾の中で明示されていたと思いますが、改革にはやはり四つの柱がある。骨太第二弾だけではなくて、一連の議論の中で出てきた議論でございますが、構造改革を進めるためには四つの柱がある。
一つは歳出の改革、これはきちっとした財政赤字のコントロールも含めた効率的な予算を作るということ。歳入の改革、これは税制の改革でございます。そして金融システムの改革、不良債権の処理加速は正にこの部分に当たります。そして規制改革、特区等がこの中心でございます。これをしっかりと進めるというのが小泉内閣の基本方針であり、さらに、現下の厳しい状況の下でこれをより早くやる、より大きくやる、そしてそれをより分かりやすく国民にお示しする、そういう方向で一貫して政策を進めております。
その中で、今般、総理の方から、この金融システム改革に関して十六年度には不良債権問題を終結させるように、よりこれを強化するようにという非常に強い御指示をいただきました。それを受けまして、金融再生プログラムが作られているわけでございますけれども、議論の性格上、この金融再生プログラムというのは規制監督当局である金融庁の基本的な方針ということに相なります。それを受けまして、しかし、セーフティーネットの強化、中小企業対策等々、総合的な対応策も全体として強化させる、その強化させる方向を示したものが三十日に発表された対応策、総合的な対応策ということになります。
これらにつきましては、既に今ある政策を強化するものでありますので、各省庁の責任において行い、それを総合的に取りまとめて、姿として皆様に見ていただく、これは閣議に対する報告をいたしました。既に閣議報告をしております。今後、これをより具体的にどのような形で行っていくのか、政策には予算が付いて回るということを考えますと、これは予算編成の中でこれは正式に内閣としての方針として決定をさせていただく、さらにはこうしたことを織り込んで、総合的な改革と展望の見直しというのも年末から年初に掛けて予定されております。これらは昨年どおり閣議決定ということになろうかと思います。
したがいまして、今の段階ではこれまでの四つの政策を強化して、それを現状時点で取りまとめて、それを閣議に報告した、今後さらにそれを予算ないしは改革と展望という形で具体的な、より具体的な政策として内閣全体の方針として決定していくということになると考えております。