竹中平蔵の発言 (内閣委員会)
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○国務大臣(竹中平蔵君) 阿部委員の御指摘になったポイントは、大変重要なポイントであると同時に大変難しいポイントであるというふうにかねてから思っております。いろんなことをやらなければいけないというのが正直な気持ちでございますが、それによってなかなかその政策のめり張りというか焦点が分かりにくくなっているのではないかという御指摘も、うなずける点多々あるというふうに思います。しかし、同時にまた振り返って考えると、これをやれば、これをやりさえすれば日本の経済は良くなるという一つの打ち出の小づちのようなものがあるかと聞かれると、それは実はなかなかないということもやはり厳しい事実ではなかろうかと思います。
今般、正に委員御指摘のように、この金融について、やはり経済の根底を成しているのはマネーであって、そのマネーがうまく増えてうまく回るような形を作らなければいけない、その意味で不良債権処理の問題を更に強化、思い切って強化しなければいけないというのは、大変強い総理の思いでもございますし、我々の思いでもございます。
その点について一歩を踏み出せたのではないかというふうに思っておりますが、しかし同時にまた振り返って、それによって短期的に生じるかもしれない問題に対しては、やっぱりこれは規制改革等を更に進めて需要を作っていかなければいけない、そういうところに立ち至るということも事実でございます。
その意味では、当面はこの不良債権の処理の加速ということに大きな重点を置きながら、やはりそこは合わせ技で、政策を総動員するという体制は引き続き必要なのではないかというふうに思っております。