鴻池祥肇の発言 (内閣委員会)

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○国務大臣(鴻池祥肇君) 今も私はその思い、信念には変わりはございません。私自身、二十九歳から小さな会社の経営者と相なりました。まあ、小さいか大きいかは人によって判断が違いますけれども、百名の従業員の港湾運送事業という、船の中に人に入っていただいて、船から荷物を出して、一般的には「花と竜」の世界の仕事でございましたけれども、そこの経営者として長年勤めました。今はもう全く関係ございませんけれども。そこに働く人々というのは本当に真っ黒になって、汗みどろになって、船室、船内に入って、あるいははしけに乗って日々の糧を得ている人たちであります。それをおやじ、おやじと言われながら守っていくのが中小企業のおやじの仕事であると私はずっと今も思っておるわけであります。
 この中小企業というのは日本にどれだけあるかといいますと、九〇%近く、いわゆる企業の中の中小企業、零細企業と言われているのは、百ある企業の中の九割がそういう百人未満とかあるいは五人、六人でやっている企業、仕事なんです。働いている人の九五、六%がその中小企業で働いている。大企業で働いている人はわずか数%だと私は思うんです。
 ですから、中小企業が元気にならないことにはこの日本は元気にならない。中小企業の資金繰りさえうまくいけばこの日本は元気になる。中小企業のおやじが月に一遍でもゴルフに行く。二月に二遍でも三遍でも中小企業のおやじが従業員と一緒に焼き鳥を食う、焼き肉を食う。こういう活力があって日本の国というのは全体に活力が出るものだと私は思っております。
 それが今、全く力がなくなってきた。いろんな会合にも出なくなってきた。もちろん焼き鳥屋にも行かない。これではいかぬと私はずっと思い続けております。中小企業の資金繰り、これは手形の顔も見たこともない人が金融、財政をやっている、これではいかぬと思う。分かっている人の意見を聞いてほしい。このように私は今も批判的に思っております。
 この中小企業の金繰りの悪いときに、何となく、人から言われたり、恒例だと、あるいは毎年やっているからといって、ODA、まして感謝をされないところにODAを出す、ODAで金を使うと。それならば中小企業に、日本の国内で金を使った方がいいんではないか。今、大臣の立場であろうと何の立場であろうと、その思いは変わりません。

発言情報

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発言者: 鴻池祥肇

speaker_id: 6121

日付: 2002-12-03

院: 参議院

会議名: 内閣委員会