伊藤英成の発言 (イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会)

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○伊藤(英)委員 憲法の前文等々、その辺のことについては私も非常に重要な視点だと思いますし、日本としてもそういうことを考えて行動していくべきである、こういうふうに思っています。
 しかしながら、最近の状況は、原理原則がしっかりしていなくて、あるいはなし崩し的にいろいろなことが行われていく、こういう印象を抱くんです。きょうはテレビの放映も入っておりますので、私は、余り専門的なといいましょうか、細かいことよりは、どういう感じで今動いているんだろうかという視点で取り組みたい、こう思っているんですが、今の自衛隊の問題については、そういう印象を、私、非常に強く持っています。
 自民党のさる大幹部が、最近のようにどんどんどんどん行って恐ろしい気がするというような趣旨の発言があった由の報道をされておりますが、私も、日本が本当に世界の中で信頼される国としてやっていくためには、ああ、日本というのはこういう国なんだということが他の国からもちゃんと評価をされてやっていくようなことを考えないと、どうも日本はよくわからぬなという話になってしまうだろう、こういうことを危惧するから申し上げたところであります。
 今回のイラク戦争についてでありますけれども、これは、イラクが大量破壊兵器を隠匿し、それがテロリストの手に渡るおそれがあるというのが、ブッシュ大統領が挙げたこのイラク戦争の理由でありました。しかし、実際に名づけられた名前は、イラクの自由作戦ということでありました。
 今回のこの米国の武力行使の目的がそういうふうになっていった。そして、今回のこの武力行使は、国連憲章の前文の中で、「国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ、共同の利益の場合を除く外は武力を用いないことを」確保するというふうにうたい、さらに、その原則の一つの中に、「すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない。」このように第二条に述べております。
 そういうことを考えたときに、今回の武力行使は、この国連憲章の枠内の武力行使と言えないのではないかと私は思うんです。
 そしてその後、御承知のように、あの安保理一四八三号ができたのは、これはさっき申し上げた、国連の枠外での米英等の行動を何とか国連の枠内に引き入れるようにということで、安保理の修復を目指したいわばぎりぎりの努力をしたんだ、こういうふうに私は考えますが、総理はどう考えますか。

発言情報

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発言者: 伊藤英成

speaker_id: 6600

日付: 2003-06-25

院: 衆議院

会議名: イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会