2003-06-25
衆議院
伊藤英成
イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会
伊藤英成の発言 (イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会)
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○伊藤(英)委員 民主党から、後ほど質問いたします末松さんが団長として、イラクに調査団も派遣いたしました。その調査内容等については後ほど彼が詳しく論ずると思いますので詳しく私は申し上げませんが、しかし、私の見方からすればこういう感じだと思うんですね。
ひょっとしたら必要かもしれない治安の問題等については、必要性はあるかもしれないんだけれども、日本としてはそれは実際にはできない。しかし、日本が本当にできて、しかもイラク国民にとって本当に必要な話は、民主的な暫定政権なり民主的な政権をつくることやら、あるいは雇用の創出をいかにやるか、生活基盤等をいかに整備するか等々、これは後ほど詳しくやると思いますので多くは申し上げませんが、そういうことなんですね。
今、私は雇用と申し上げました。民主党もジャパン・プランというので雇用問題をやったらどうかと、後ほど彼がまた詳しく言うと思いますからあれですが、例えば雇用の問題の話で、今あそこは約六〇%が失業者、こういうんですね。治安の最大の問題は、武器を持っていたりいろいろなことがあったりする、だけれども、仕事がないことですよね。仕事をつくること、それが本当は最大の治安対策かもしれません。そうなんでしょう。
この間も新聞にも出ていました。アメリカの企業が復興支援等のものを行う、そのときの仕事をする、働く人はインドその他から連れていって云々というのが出ていました。そんなんじゃだめなんですね。イラクの人を使って、イラクの人に働いてもらっていろいろな復興支援等の作業をするなどなど、まさに、日本がいわば非軍事的な側面で、本当に国民に必要なことを日本が積極的に取り組む、こういうふうにやることが、本来、日本としては最もいいのではないだろうかというふうに私は思うんです。
実は、私はこの二、三週間の間に、中東地域の在京の大使の皆さん、十数名の方と会いました。何人かは直接それぞれの方のオフィスで本当にじっくりといろいろ話をした。あるときは数人とグループで話もしたりしたんです。
それで、日本は本当にどうするんだろう、どうすべきなんだろうということを考えたときに、私はこういうふうに思うんですね。あるいは彼らのいろいろな意見を聞きますと、アメリカ軍主導の占領軍の指揮官のもとにおいて、そういうところに派遣された自衛隊は、実質的に、もっと言えば、先ほどの議論からすれば、それは指揮下じゃないよという話が起こるかもしれません。私からすれば、実質指揮下である、あるいは指揮下であるように見える日本の自衛隊、そういうふうになった場合には、日本にとっていいことにはならない。
今、反米感情や嫌米感情もさらに大きくなっているというふうに伝えられます。そういうことについて、反米感情、その中で日本がそうしてそれと一緒にやるという話は本当にいいんだろうか。もともと、イラクの人たちは日本に対しては非常に親日的だと聞きます。私が直接聞いた人の言葉をかりれば、イラクの人たちは日本に対して、あるいは日本の商品に対して尊敬の念も持ちながら、どんなにか親しみを感じているか、そういうものが失われていくことになりかねない、そういうことであります。
もちろん、日本が、国連主導のもとの例えばPKOのような形で出るとか、あるいは国民が選んだ政権の要請に基づいて出るとかいうならばいい。しかし、今回は、いわば占領軍の一員として、実質一員として動くことになるんですよ。だから、そういうような話は決していいことにならない。ひょっとしたら、あるグループなりが日本を、あるいは日本人を攻撃するときの大義になるということを言われたりいたしました。
実は私は、日本が、イラクに対しても、あるいは中東に対しても、将来これからどういうふうにやっていこうとするのか、それについて、そういうことを考えたときに、日本の自衛隊を今回のような形で送らない方がいいのではないかと思うんですが、今後の中東政策とか、そういう面でどう思いますか。