福田康夫の発言 (イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会)

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○福田国務大臣 ただいま委員からお話をいろいろ伺いまして、今回の自衛隊のイラクへの派遣、また、自衛隊だけでない、文民も派遣するのでありますけれども、そのことについての意義、また、それが日本としてのどういう考え方に基づいて派遣をするのかといったようなことについて、総括的にお話をいただきました。私、全く同感でございます。
 ですから、そういう考え方の上に立ってお答えをするわけでありますけれども、ニーズということがございました。これは、今まさにイラクというのは困窮のどん底にあるというように言っても過言でないと思います。過去十年間にGDPも半分になってしまったという状況の中でこの戦闘は行われたということですから、今のGDPはもう見る影もないというぐらいになっているんだろうと思います。
 そういうことでありますから、インフラ整備もおくれている。もちろん、医療とかそういうものも十分でないというように聞いておりますし、また、インフラの中でも、生活の基盤になるような水の補給も、これもあるけれども、しかしきれいではないとか、そういうこと。それから、電力が圧倒的に不足しているといったような状態もあるようでございます。
 そういう状況の中から、イラクが自立できるような形に復興できる、それを支援するというのが我が国の目的というか、役割と申しますか、それは何のためにするかといえば、一番最初に委員が言われたように、これはあの地域の安定ということ、ひいては国際社会の安定、また日本にとってもそれが一番いいんだ、こういう理念に基づくことになるわけでございますけれども、そういうことでもって今具体的なニーズというものについていろいろ検討いたしておるところでございます。
 自衛隊の活動ということについて、いろいろ危惧があるということでございますけれども、なかなかかたい朝日新聞でも、最近の世論調査で、自衛隊を派遣することについて、これは賛成というか、イラクの復興に自衛隊がかかわるべきだというのが六八%ということですね。そうは思わないという人は二三%ですから、圧倒的にやはり日本はそういう役割を果たすべきだというようなことになっておりますし、また、その自衛隊の活動がアメリカの要請に基づいてやるんだというような受け取り方は国民は案外していないというのはこの調査の中でも出ていますね。それよりも、国際貢献になるから、こういった回答が圧倒的に多かったということから見ましても、国民は、我が国の自衛隊の中東、イラクへの派遣ということについて、これは非常に前向きに受けとめているというように考えてもいいんじゃないかなというように思っております。
 かたい朝日でそうでありまして、ほかの調査で、もっと積極的に、こういう回答も出ておりますので、私は今ニーズについて余り具体的に申し上げなかったけれども、これは防衛庁長官からも答弁してもらいたいと思うんですけれども、聞いていただきたいんですけれども、そういうことで、これはぜひ、イラクに対する復興支援というものは何とかやっていかなきゃならぬ。しかし、前提としては安全という問題がありますから、これは十分に配慮して行う、こういう考え方でおるということを申し上げたいと思います。

発言情報

speech_id: 115603808X00720030702_005

発言者: 福田康夫

speaker_id: 5556

日付: 2003-07-02

院: 衆議院

会議名: イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会