小林守の発言 (経済産業委員会環境委員会連合審査会)
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○小林(守)委員 自然再生推進法なども議員立法で成立をさせていただきましたけれども、やはり里地、里山、湿地の保全というか、そういうものが極めて私たちの生活にとって、あるいはこれからの生活スタイルの中で大事なんだというような、価値観の転換みたいなものが今進められているというふうにも思うんですけれども、里地、里山、湿地、田んぼで一番接するのが多いのが私はカエルじゃないかなという感じがしてならないんですね。小さいころは、よく捕まえて遊んだ覚えもあります、悪いことをしたこともありますけれども、ここを考えてみれば、大変な状況にカエルそのものが置かれている。考えてみれば、わからないうちに人間もそういうところに追い込まれているんですよという警告なんだろうというふうに受けとめる必要があるんですね。
やはり、エコロジーというかエコシステムの中で、その頂点に人間がいるとすれば、その中間ぐらいのところにカエルがいるわけですから、これが大変な状況になっているということは、そのうち鳥にいくとか、鳥とか、そのほかのいろいろなこういう捕食動物にも及んでくるわけでありますから、これは人間に対する、とにかく足元から忍び寄る脅威ですよというふうに言えると思うんですね。
安全保障の問題でいろいろやっていますけれども、やはり地球環境の崩壊というんですか、生態系の崩壊というのは、私は静かな脅威だというふうに思うんですよ。テロの脅威もあります。いろいろな脅威もありますけれども、しかし、私は、静かな見えない脅威として地球環境の崩壊というか、そういうものが進んでいるというふうに安全保障の問題でもこれは考える必要がある問題だろう、このように考えております。
そういうことで、カエルの例で大変脅威感を感じているわけですけれども、御承知のように、六〇年代のアメリカの化学物質問題で、特に農薬のあるいは殺虫剤の散布の問題で、レイチェル・カーソンという方が「沈黙の春」というものをあらわしまして大変な反響を呼んだことなんですけれども、化学物質対策は、世界はここから始まっているようにも言えると思うんですけれども、あのレイチェル・カーソンが一つの談話の中で、もし私たちがこのまま文明の道を無反省に歩き続けたら、春になっても小鳥のさえずりのない沈黙の季節を迎えることになるというようなことをおっしゃっております。
このレイチェル・カーソンさんという方の警告というか、これを、私は、このまま文明の道を無反省に歩き続けたら、春になってもカエルの声のない沈黙の梅雨の季節になってしまうんではないかというようなことになるんではないか、このように思いまして、きょうは質問をさせていただいたということでございます。
ありがとうございました。