島田洋一の発言 (憲法調査会)

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○島田洋一君 アメリカに行って、向こうの政治家、議員などと話をしていて非常に感じるのは、例えば、帰ってきた五人の人たちの子供が人質状態に置かれているんだといったことをこちらが言うと、もう顔を真っ赤にして、本当に許せない、子供を人質にというのは最も卑劣な行為であって、許せないと。他国民の話でありながら、本当に心の底から怒りを表明する議員なんかが非常に多い。日本の場合も、もちろんそうした意識の議員はおられますけれども、こちらが話をしていても、起きているのか寝ているのかわからない、そういう反応の議員も残念ながら日本の場合多いと思うわけです。
 拉致問題の解決に当たっては、私、以前、例えば河野洋平外務大臣などとも面会したことがあるのですけれども、河野さんあたりの発想では、とにかく日本側からさまざまな援助物資も送って、盛んに友好ジェスチャーを送って、独裁者の気持ちを和ませることによって解決が図れるのじゃないか、そういう発想が露骨に見えまして、私はこういうのを喜び組外交と言っておるのです。実際の北朝鮮の喜び組というのは、強制されて、金正日を喜ばせるためにああいう踊り等をやらされているわけですけれども、日本国内には、まさに金正日の前で喜び組的な、何とか機嫌をとって、そのことで解決をというような、極めて非常識かつ全く気概のない対応がかなり見られたし、今でもそういった方向がいいんだと考えている政治家等も多いようですけれども、これは国際的にもばかにされますし、やはり毅然たる対応。
 とにかく、お願いして帰してもらうという話ではなくて、蓮池透氏の最近の著書の表題にもありますように、奪還するんだ、そういう気持ちからやはり政策というのを考えていかないといけない、基本的にはそう思っています。

発言情報

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発言者: 島田洋一

speaker_id: 18458

日付: 2003-05-29

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会