島田洋一の発言 (憲法調査会)
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○島田洋一君 現在、韓国の盧武鉉政権、それからその前の金大中政権も、太陽政策等々と称して、ほぼ一方的に、南から北に対して資金、さまざまな物資等を援助するという政策を続けてきたわけですが、そのお金や物を使って北朝鮮側が何をしてきたかといえば、核兵器開発であり、ミサイル開発であった。食糧援助に関しても、韓国政府は全く条件をつけずに北朝鮮当局に渡しますから、そのほとんどは一般民衆を抑圧しているような秘密警察等々の体力維持に使われてきたという現実があると思うわけです。
拉致問題に関しても、韓国人の方がたくさん拉致されていて、韓国政府が認めているだけでも四百八十六名、朝鮮戦争中に八万三千人以上が拉致されている。非常に典型的なことに、北朝鮮・金正日政権は、日本人拉致の事実は認めましたけれども、韓国人拉致に関しては、いまだに存在しない問題という言い方をしております。日本人拉致被害者は、とにかく五人は帰ってこられたわけですけれども、韓国人の拉致被害者は一人も帰ることができない。
これは、少なくとも日本の場合、小泉政権が、拉致問題の解決なくしては国交正常化、すなわち日本からの大規模経済支援はあり得ないという立場をとった、その点に関しては一貫している。ところが、韓国の場合は、北朝鮮を刺激するとまずいというので、拉致問題も正面から持ち出さずに、一方的に金を送った。その結果、北朝鮮は韓国人拉致については事実関係すら認めていない。これは非常に象徴的な事実だと思います。
私は、基本的には、北朝鮮に対しては、やはり行いを改めない限り圧力を強化すべきだと思いますので、時間のない中で一言で言うと誤解を生むのですけれども、ブッシュ政権の姿勢が基本的には正しいと私は思っております。