伊藤公介の発言 (憲法調査会)
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○伊藤(公)委員 自由民主党の伊藤公介でございます。
この調査会もこの国会だと最後だと思いますので、イラク支援法、有事法制をめぐって、憲法というものをいろいろ基本にして、これほどいろいろな議論があった国会はなかったと思いますので、少し自分の考え方だけまとめて発言をさせていただきたいと思います。
今度のイラク戦争に対して、もともとがどうであったかというのはいろいろ議論のあるところでありますが、少なくとも、その主力な戦闘が終わってから、これはもともとの戦争に反対をしたフランスそれからドイツも、人道支援をするということには国連安保理事会でも賛成をしているわけでありまして、恐らくどの政党、どの会派も、人道支援には反対をされないんだろうと思うんですね。
既に十四カ国の国々が実際にそれぞれの国の軍隊を送っているわけですし、さらに十五カ国近い国々がこれから派遣をするということを決めていられて、その準備も進んでいるわけであります。そのときに、日本が一体この国際的な貢献といいますか役割をどのように果たすかということが一番問われてきたと思います。
これは民間、ボランティアの方たちも行くわけでございますし、政府の要員も行く。そのときに自衛隊の派遣ということがどういう意味を持つかということが一番の争点になってきたと思いますけれども、私は、先ほども少し議論にあったように思いますけれども、民間やボランティアの人たちがイラクの主力な戦闘行為が終わった中に、人道支援に国連の決議に基づいて行くというときに、少なくとも日本の国内よりは現在のイラクというのは危険な状況にあると思います。そのときに、一定の武装をした自衛隊は派遣できない、しかし、民間、ボランティアの人たちは送れる、あるいは政府の要員は送るというのには、何かそこに私は違和感を感じざるを得ないのでございます。
自衛隊をとにかく海外に派遣するということは絶対憲法違反だという呪縛から解放されるべきではないか、恐らく日本の憲法を曲げに曲げて我々は憲法解釈をしなければ、いわゆる国際的な日本の役割を担えない、ぎりぎりのところに私は来ているように思うわけであります。
恐らく、これから憲法を見直していくという段階の中で、他国の紛争を解決するために、自衛隊が、これはあくまでも国連の決議に基づいて一定の武力行使ができるかできないかということが、私はこれからの憲法改正の中でも最も大きな争点になっていくだろうと思うわけですけれども、国際的なこうした現実に起こってきたことに日本が対応していくために、今の憲法の中ではもはや限界に来ているということを、私は、この国会のいろいろな議論、あるいは憲法調査会におきますそれぞれの政党や皆さんの立場での発言を聞いてきて、ますます我が国の憲法をできるだけ速やかに見直さなければならないということを大変感じてきたし、また、このことをしっかり議論を深めて、国民の皆さんにも深い理解をしていただいた上で、憲法というものを根本的に見直していかなければならないということを申し上げておきたいと思います。