2003-04-03
衆議院
野田毅
憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会
野田毅の発言 (憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会)
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○野田(毅)小委員 いろいろな見方があろうと思います。
いずれにせよ、客観的に見て、常任理事国の意見が一致しない限り安保理決議ができない、これは厳然たる事実であります。
それから、いま一つ、今回のイラクの問題で、どっちが悪いということはあるんですが、いわゆるそれに先立つ幾つかの、湾岸戦争以来重ねられた国連決議にのっとって、イラクが、きちんとした査察の受け入れ、あるいは大量破壊兵器の廃棄、私は、見ておりまして、いわゆる査察チームが挙証する責任があるのではなくて、本来、イラク政府が国連決議にのっとって廃棄をしたということを挙証する責任はイラク政府にあるんではないか、何かそれをいかにも逆の物の見方をしていることが、結果として結論が違った方向に行ってしまったんではないかということを感じておりました。
それから、いま一つは、査察を継続していればもっとよかったではないかという話もあるんですが、現にあれだけ大量の軍事的なプレッシャーがあって初めて協力が少しずつ行われてきたので、では、その軍事的なプレッシャーをアメリカ以外、例えばフランスがアメリカに取ってかわってそれだけのことをやり切れるのか、どうでしょうか。そのためのコストをだれが負担するのかというようなことを考えますときに、では、その国連決議の実効性をだれが担保するんですか。では、ここでアメリカが仮にプレッシャーをやめて全軍引き揚げて、あとは言葉だけで国連決議を守りなさいということを言って、では、その結果はどうだったんでしょう。そういったことを考えますときに、一概にアメリカだけを批判するということは当たらないのではないか。
そういう意味で、国連決議をどうやって実効性を確保するかという、そのことに対するきちんとした議論が行われなければ、非常に形式論に過ぎてしまうのではないかと感じております。