藤島正之の発言 (憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会)

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○藤島小委員 ありがとうございました。
 次に、佐藤参考人にお伺いします。
 国連の機能について、参考人は非常に楽観的というか期待感を持っておられるというふうに見えるのです。私もまさにそう思いたいんです。
 実は、湾岸戦争のときまでは、常任理事国の拒否権の問題があって、安全保障に関してはなかなかすんなり決まらなかったケースが多かったんですが、あの湾岸戦争に限って言いますと、どんぴしゃり全参加国が同じ方向になったわけですね。これは、アメリカを中心とする資本主義の国とソ連を中心とする共産圏との対立がずっとあったために、かつてはうまくいかなかった。しかし、アメリカがああいうことになって、ソ連が倒れてロシアになって、大変アメリカが強大になってきた。そこで湾岸戦争のようなことが起こって、一致した方向になって、これで私は国連の機能は非常にいい方向に行くかなと。
 日本が国連に非常に期待している部分が、要するに、国連の決定に基づいて我が国がその傘の下で動くのが一番いいと私は思っているんですね。特に自衛隊を活用するについてはそれが一番国民の納得も得られるし、いいと思っていたんです。
 今回、イラク戦争でああいうことになって、結局、いろいろ言っていますけれども、国連の明確な決議がないまま行ったということで、アメリカと国連との関係が非常におかしくなって、そこにフランスだとかドイツの問題はあるわけですけれども、この方向が今後どちらの方に行くのか。期待感とは別なんですけれども、現実の問題としてやはり、先ほどのような国連中心主義という考え方は持ちたいんですけれども、本当にそういう方向でいいのかどうか。政府も迷っているようで、対米重視という方向を出してみたり、また国連重視と言ってみたりしているわけですけれども、今後この点をどういうふうに考えていけばいいのか、お伺いしたいと思います。

発言情報

speech_id: 115604185X00420030508_037

発言者: 藤島正之

speaker_id: 9825

日付: 2003-05-08

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会