2003-05-08
衆議院
中山正暉
憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会
中山正暉の発言 (憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会)
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○中山(正)小委員 自由民主党の中山正暉でございます。
参考人がいらっしゃる間に聞ければよかったなと思うことなのでございますが、将来のことで。
最近、国連という名の神話という、色摩さんですか、外務省、今浜松大学の教授か何かやっていらっしゃる方、この方が国連という名の神話という、ほとんど国連を神話扱いされている本が出ていまして、私は、将来、常任理事国同士が対決をした場合、一体どんなになるのかと。
例えば、今回の北朝鮮との話し合いの中にも、韓国も国連に入っていますし、日本も国連に入っていますが、アメリカ、中国それから北朝鮮という関係での話し合いになってしまっています。この北朝鮮、百九十一カ国という国連加盟国の中で、日本は百九十カ国と国交がありますが、ただ一カ国だけ関係がないのが北朝鮮でございます。
私も、北朝鮮問題を直接担当させていただいて、三党訪朝団で行きましたりして、この内容が正確に世間に伝わっていなくて、いろいろな誤解を生じている。まことに残念なことなのですが、北朝鮮との正式の会談の場で、私は、有本恵子さんの八尾恵による拉致事件を北朝鮮との正式会談の場で言ったんですが、それが、日本人が日本人を誘拐したんだから北朝鮮は関係がないという話になってしまい、世間に私の正しい情報が流れずに、本当に残念な結果になっています、今は黙っているんです。いずれはっきりわかるときが来るだろうと思って黙っているんです。
かつて、一九五〇年六月二十五日に朝鮮動乱が起こって、一九五三年七月二十七日まで朝鮮動乱が続きました。そのとき、二百万の義勇軍が中国から入りましたから、今度も北朝鮮を必ず中国が庇護すると予測しています。
私は、二十一世紀の国連が機能を失うときというのは、常任理事国五カ国の中で中国とアメリカが対決するときだろうという悲しい予測でございますが、持っています。
国際連盟の設立当時、昭和天皇様の回顧録の中に、寺嶋さんを相手として残された記録としての対談の中に、国際連盟ができたときに日本は人種差別問題をなくす条項を提案したが、これが拒否された、これが日本の軍隊を大変刺激して米英に対する反抗心につながった、これが第二次世界大戦の軍部の強硬な路線をつくった最大の根底であると書き出しの部分で昭和天皇様が御発言をなすっています。
私は次に、国際連合というのが、今度も御承知のように二年間にわたりまして、アメリカは、連邦法の第二十二章の二千六百五十六号のfの(d)という、自分自身、テロ攻撃を受けたものの根絶をするという国内法によって行動を起こしているわけですが、そういう立場で常任理事国同士が対決をした場合に一体どんなことになるのか、私は、佐藤さんがいらっしゃったら、それに対する予測を伺いたい。そのときは国連というものが崩壊をするときだろうと私は見ています。
特に、同盟国という約束事は、ある意味でその時代時代によって異なっていく、きのうの友はきょうの敵というふうな関係が、パーマストンという英国の政治学者も、その話をもう一八〇〇年代にしておりますけれども。
そういうことで、このアジアでの混乱、特に安保条約の、最初の安保条約には、地域的な集団、個別的または集団的自衛権を固有の権利として有していることを確認しと書いてあるんですが、改定をされた安保条約には、その前文の中にそれがありません。
ですから、集団的な連盟というのは、アラブ連盟というのがありますし、NATOがありますし、ワルシャワ軍事機構がありますし、ANZUSがあります。一番最初にできたのは、南米、北米、中米という二十カ国の地域集団安全保障ができたことですが、不思議なことに、アジアだけは、日米安保条約、米韓条約、米台湾条約、それから米フィリピン条約、一つ一つ切れるようになっていまして、アジアではこの地域集団安保というのは、中国を意識して、集団的な安保はできないような形になっています。これが、将来の憲法で日本の自衛権の問題を考えるとき、集団安全保障を考えるときの大きな疑問点として残るということだけを一言申し上げておきたいと思います。