中山正暉の発言 (憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会)

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○中山(正)小委員 先ほど春名先生からの御指摘がありましたので。
 なぜそのときそれじゃ憲法に反対をされたのか、実に不思議の感に打たれます。ケーディスという、いわゆる憲法を日本に押しつけたときのメンバーの責任者がいました。マーカットという少将はドイツ系の弁護士でしたが、それがフィリピンに長くいて、フィリピンの憲法を焼き直して日本に押しつけたのです。そのマーカットとか、それからケーディス、このケーディスという人はアメリカ共産主義者で、彼はマッカーシーから追放されたんですね。それで、彼はアメリカへ呼び返されたんです。いわゆるマッカーシー旋風の影響を受けた人です。私はテレビで見ましたが、日本にいたときの最大の尊敬する政治家は野坂参三先生だったという発言をしております。
 ですから、私は、別に国会議員として共産党だなんだという、もう共産主義の本拠ソ連は崩壊した。ただ、中国が今共産党が一党支配で、そして経済が自由主義という不思議な国ができておりますから、これが一体どうなるのかということは大変気になるところでございます。
 最近、「ゾルゲ」という映画をやっております。この中でも、宮城与徳という絵かき、沖縄出身、この人が、アメリカ共産党から送り込まれてきた五百人の中の一人だという話が映画の中でも出てきまして、これは現実の話でございますから。その意味で、アメリカというのは不思議な国で、スターリンが一九三四年のいわゆるブハーリンなんかを粛清しましたときにも、トロツキーもアメリカへ亡命して、そしてメキシコで殺されていますね。ですから、アメリカはソ連の革命が起こったときには大変好意を持ったようです。どんどん資財と人間を送り込んだという。だから、世界じゅうが恐慌のときにソ連だけが大変な繁栄を誇ったというのは、アメリカが最初の共産主義政権ソ連ができたときには大変好意を示したという。
 ですから、これからの日本を考えるときに、我々は、世界のことはどうでもいいんです。日本が世界平和に貢献するために、どこかの国に支配をされた憲法なんかで、どこかの国に都合のいいような持っていかれ方をしないように、我々が新しく考える憲法を今の時代に合わせてつくったらどうですかということを申し上げているだけの話でございまして、そういう新しいものを、何でもかんでも改革だ改革だと言うのに、憲法だけがこのままでいいと言うのはおかしいのです。
 その中には明らかに、憲法九条、先ほどから議論がありますように、こんなもの、自衛隊があることすらおかしいんです、本当を言えば。現実にはありますね、十九万か十八万か。しかし、これは徴兵制度ではありませんから、いざというときに本当にどうなるのか。この間どこかの世論調査でやったら、どこかから来たら、六割は逃げる、四割は白旗を上げる、そういう時代になってきたわけですから、何とか日本が攻撃されないように、特に北朝鮮からボタンを押したら十分でミサイルが飛んでくるところに我々はいるわけでございます。それを、アメリカは北朝鮮を攻撃するときには中国との戦争が前提であるというようなことを中枢部は言っておりますから、アメリカは北朝鮮のときに本当に日本を守るためにちゃんと安保条約を発動してくれるのかどうか、これを懸念しないようなものじゃ、私は政治家じゃないと思います。
 ですから、政治家というのは医療の立場でいえば臨床医ですから、研究医じゃありませんので、今の日本の熱があるのかないのか、今平熱のときに、どんなふうにこれから細菌に侵されないように防御するのか、そういう臨床的な問題を私は憲法の中に組み入れていくべきだと思いますので、そのことだけ申し添えておきます。

発言情報

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発言者: 中山正暉

speaker_id: 32328

日付: 2003-07-03

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会