坂野潤治の発言 (憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会)

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○坂野参考人 申しわけないけれども、ちょっとそれについてはっきりした知識を今持っておりません。
 ただ、おっしゃっているように、「万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」という第一条がありながら、第四条で元首をつくった。それは、何となく僕の感じでは、一種の天皇機関説的なもの、天皇親政ではないのだ、国の元首なんだという感じを第四条から受けます。そして、それだけじゃなくて、さらにこの憲法の条規に従って統治権を行う、もう一遍の縛りをかけています。
 だから、よっぽど保守的と思われている憲法制定者の意図も、天皇の権限というのを拘束しようという意思が非常に強かった。それが、先ほどの報告で、第一条と第四条、矛盾するじゃないか、なぜ「万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」で、四条で「天皇ハ国ノ元首ニシテ」ともう一遍同じことを言うのかというと、四条はやはり何らかの天皇の独走を拘束する条文ではないかというふうに考えております。

発言情報

speech_id: 115604189X00420030508_014

発言者: 坂野潤治

speaker_id: 1018

日付: 2003-05-08

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会