2003-07-03
衆議院
英正道
憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会
英正道の発言 (憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会)
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○英参考人 私は、その点については、やはり、自然と人間との関係に関する態度の問題だというふうに思います。
もちろん、日本は西欧文明を取り入れましたから、むしろ西欧的な考えで自然を傷めつけている面がありますけれども、しかし、歴史的には日本人はずっと、そういう意味では、西欧、欧米に比べると、自然との間には共生という考えを実践してきたと思います。これは、とても貴重なことだというふうに思っております。
それから二つ目は、資源の有限性を知っていた国民であるということ。
それに伴ういろいろな問題点、つまり、資源が有限であるから大事にしなければいけないということはリサイクルとかそういうようなことでよく言われることでございますが、江戸日本は世界で最も循環型の経済を持っていたというようなことで言われますけれども、日本人は確かに、物を大切にしようと、使い捨てではなくて、丁寧に紙を畳んでまた使うというようなことをしてきた国民でありますから、これから世界の人口がどんどんふえていって資源が有限であるときに、そういう日本人の経験というのはやはり役に立つんだろうと私は思うんですね。それを一つの普遍的な価値にまで高めていくということを私どもは余りしていませんけれども、やはり、こういう機会に少し考えてみたらいいんではないかというようなことがあります。
それからもう一つは、これはなかなか言いづらいことなんでございますけれども、宗教心の問題であります。
これをどう書くかというのは実は非常に問題がありまして、まず、おまえの宗教はと外国で聞かれると、多くの日本人は無宗教とパスポートに書いてしまうんですが、私はそれは間違いだと思っています。
日本人は非常に宗教心がある国民だと思うんですけれども、しかし、どちらかというと、それは先祖の崇拝であるとかシャーマニズム的なものである。そういうために、どちらかというと、西欧の伝統から見ると、それは下位の宗教である。そういうのを止揚して、もっと高級な宗教があるんだというふうになってきて、一神教の幾つかのものがそういうふうに考えていると思うんですけれども、日本はそこの点は非常に融通無碍で、やおよろずの神の国なんですね。
日本は神の国だと私は言う気はありません。まあ、神々の国だというのであれば、私は神々を片仮名で書けばいいかなと思いますけれども、しかし、やはり日本は神様の面でも非常に相対的なんですね。仏教が来れば仏様も入れてしまうし、もう神仏を一緒にしてしまう。そういう点は自在であって、軽べつをされるんですが、私は、その点は何も、みずからをおとしめる必要はない、それが日本なんだというふうに自然にとったらいいんじゃないかと。そういう点で、人間よりも高い存在に対する畏敬の念というようなものは、やはり日本の伝統の中にあるという気がいたします。
そのほかにもいろいろございますけれども、大きく御質問に答えて、私の個人的な、日本の形で一番の特徴は何だというふうに御質問を受ければ、今のようなことを申し上げたいと思います。