2003-07-03
衆議院
英正道
憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会
英正道の発言 (憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会)
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○英参考人 日本国現行憲法の前文に、非常に進んでいるところがございます。それが五十年たっても実現していないことは残念だという気持ちは私はありますけれども、私は、そこはやはり現実の中の憲法だったというために実現できなかったんだろうというふうに思うわけです。
ただ、その先進的な面を取り除くということは、私は一つも言っていないつもりであります。現在の憲法の中の普遍的な価値の中で、ほとんどのものは新しい憲法の前文の中にも残るべきだろうと思うんです。私は、むしろ追加するということですね。わずかに、若干のニュアンスが変わるかもしれないなと思うのは、今の憲法は、とにかく平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して自分の安全と生存を保持しようというスタンスであるのに対して、日本はもう既に平和愛好国なんだから、世界のほかの平和愛好国と一緒になって平和を維持するためにやはり貢献しなければならないという思想が入るということでございます。私は、そこに軍事的な貢献というようなことを一切入れていないのは、思想として、もう任せていますよという敗戦直後の状況から五十年、これだけの力を持つように至った国としての義務というものがありますよというところを思想として入れるということだけにとどめたい。
具体的にそのためにどういう貢献をするかというのは、これこそまさにこれから国会でも、国民も議論をして、やはりこの問題についてはここまでの貢献とか、法律ができたからここまでやらなきゃいけないということはないので、その手前でとどまることだって十分いろいろあると思うので、そういうことを、そこが違うくらいであって、あとは、高邁なる理想の中で、この私の案について申し上げれば、何か捨てたということはないつもりでおりますし、また、いかなる案ができても、そういうものを私は国民が望むとは思いません。やはり現在の前文の上に立って、さらにもっと二十一世紀に向けてのいろいろな新しい理想、理念、夢、そういうものを盛り込みたいというところに国民の議論が進んでいくといいなというふうに考えます。