武山百合子の発言 (厚生労働委員会)

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○武山委員 選択は個人がするものであって、選択肢を提示するのは国の方の一つであるかと思いますけれども、まず、この少子化というのはもう三十年も前から言われているわけなんですよね。みんなからいろいろな不満が出てきて、それでやっとこういうことを考えたと先ほどおっしゃっていました。もう三十年も前から言われているわけなんですよ、こういう少子化というのは。ですから、その対策が、行政として、国としての対応が非常におくれた、やはり危機管理が足りなかったというところを一つ私は指摘しておきたいと思います。
 それから、副大臣は現実をよくおわかりになっていないようで、今のお話を聞いていますと、エンゼルプランは相当の効果を上げたようなことをおっしゃっておりますけれども、現実は、私が厚生労働省から聞いたお話ですと、市町村の数、千三百余りで実施された、内容も、保育中心で、総合計画の一部であるなど、不十分だったと言われているわけなんですよ。ですから、それに対しては、何か聞いていると、さも成功したような言いっぷりをしていますけれども、現実はやはりそうじゃないんですよね。ですから、少子化と言われているわけなんですよ。
 それで、簡単に、予算をつけたから、こうしたからといって、では結婚して産もうかという気にならないと思うんですよ。私がもし二十代でしたら、では結婚して産もうかという気にならないと思うんですよ。
 ですから、そこが本当に、ああ、やはり結婚しよう、結婚するものがいいものだ、子供をつくる、子供はまた本当に授かり物だ、また、一人一人性格が違いますから、私も、子育てをして、今大きくなってみると、一人一人が違って、子育てというのは楽しかったなと思うわけですよ。そういういい面のものが、若い人につないでいくものがないと、やはり若い人だってそういうものを以心伝心から得るものですから、こういう計画だけをしたから、策定だけをしたからといって産むものじゃないと思うんですよね。ですから、その辺が、やはり少子化対策として、国としては、こういうふうに推進法をつくって予算をつけるしかないのかなと私は思うわけなんですよ。
 このもの自体の問題は、もう古くて新しい言葉なわけですよね、前から言われているわけなんですよね。それに対して、やはりみこしを上げるのが遅かったとしか言いようがないと思うんです。もっと早くいろいろなことを、今の若い人の感性というのは明らかに違うわけですから。私なんか、本当に違うとつくづく日々思っておりますので。
 例えば、児童福祉法の改正法案ということで、厚生労働省からいろいろお話を聞かせていただきました。子育て家庭の現状ということで、子育ての負担が大と感じる人の割合ということで、物すごいわけですよね。片働き家庭の女性というのは、半分近くが子育ての負担が大きいと感じているというわけですよね。それで、子育てに自信がなくなることがよくある、この数値も、専業主婦の人が七〇%も本当に自信がなくなると思っているわけですね。
 私自身も、自分が子育てをして、最初の子供を育てるというのは、一喜一憂しちゃうわけですよ。それで、私は外国暮らしだったものですから、夫婦二人でしか育てられなかったわけです。そうしますと、熱が出たといっては一喜一憂し、転んだといっては一喜一憂し、子育てというのは、初めての子供を育てるときというのは、本当に大変だったということを今でも私は振り返ってみてわかるわけですね。そうすると、そういうときだれに電話をしたりして聞くかというと、やはり両親なんですよね、母なんですよね。母とかおばあちゃんなんですよね。あるいは、地域に親しくしている友人なわけですよね。
 ですから、本当にこういうことが、現実に今の社会はこれだけ、専業主婦が七〇%も子育てに自信がなくなっている、こういうものに対してどう思いますか。厚生労働省の副大臣としてどう思っていますでしょうか。

発言情報

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発言者: 武山百合子

speaker_id: 16992

日付: 2003-06-06

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会