森亘の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)
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○森参考人 私の理解では、私どもが論議いたしましたのは今から考えますと三年以上も前のことでございますので、その後いろいろ情勢が変わっているであろう、その情勢の変化に対応しておまえの考えも変わったのではないか、そういう御趣旨であろうかと存じますし、もし変わらないとすれば以前のことを再確認せよというお言葉であろうかと存じますが、確かに世の中が随分変わってきたことは承知いたしております。
ただ、首都機能移転といったような問題は、それこそ百年の大計と申しますか、末梢的なことは大変変化の大きなこの時世でございますけれども、本当に首都機能の一部なり、あるいは将来百年、二百年の後には全部も移転するのかどうかといったようなことは、私は、世の中の変転がいかに激しかろうとも、そう簡単に変わるものではないと考えております。
それからまた、皆様方の先輩の方々がこの国会の場において何年も前に真剣に論議なさったことは、恐らく百年、二百年の先を見据えて、その上で、その当時の状況も勘案されながら御論議になったことであろうと存じますので、端的に申し上げますれば、私が今申し上げたこと、これは今から何年か前の私どもの委員会、審議会での結論でございますけれども、特に大きく変化しておりません。
ただ、物事を進めるに当たっては、それを十年でなし遂げるか、あるいは三十年かかってするか、そういう、どのぐらいのお金をいっときに投ずるか、あるいは事をどのぐらい急いで先に進むかということは、それは非常に変わる可能性があると存じますので、皆様方におかれましては、将来の目標は将来の目標としてきっちり見きわめられ、そして、その実行に当たっては、その時々の許される範囲で事を進めていただければ、私ども答申をさせていただいた人間としては大変うれしいものである、そのように感じておりますが、これでお答えになりますでしょうか。どうも失礼しました。