八田達夫の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)

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○八田参考人 まず、私は地方分権に賛成であります。それから、地方の声がなるべく吸収されるような仕組みにすべきだと思っております。それはまず申し上げておきたいと思います。
 まず、東京というのは、特に集積の利益を得るという観点から見たら、世界にまれな有利な都市なんですね。要するに、東京はモータリゼーションがおくれて起きたために、大量の通勤輸送手段がある。こんな国はないわけです。
 例えばニューヨークと比べますと、ニューヨークの中央線と言えるようなものは、ニューヘブンラインという鉄道がグランドセントラルステーションに来ておりますが、それが、ラッシュ時で二十分に一本です。そして例の、グリニッジとかスタンフォードとかそういうところへ来ているんですが、しかも、そこの駅に朝バスが来ているかというと、驚くかな、何にもない。バスはない。結局、奥さんが自動車で駅まで送っていくか、自分でもって運転していってそこにパークする。
 東京はこれだけ密集して、大変な大量の鉄道が動きますから、二分置きに動くということで、鉄道も採算に乗るし、それからバスや何かも採算に乗る。こういう、ある意味では集積の利益をフルに利用できる町なんですね、もう世界に冠たる町だと思います。
 ところが、いろいろなイデオロギーがあって都心部を抑圧していたために、全く、ニューヨークの都心と比べて、夜間の人口密度も昼の就業者密度も低い、そういう状態にしている。実にもったいない状況である。これを活用するということは、日本がやはり世界に打ちかっていくためのキーであろうと思っております。
 それから、今度は地方との関係でありますが、そうやって活用させれば、当然、スペースがふえても東京の賃料が高くなります。そうすると、やはり地方と東京の交通がきちんとしていれば、地方で分担できることというのはおのずから出てくる。
 そこで必要なことは、やはり東京と地方の交通関係をきちんとすることだと思います。例えば、この霞が関とか東京駅から羽田まで十五分で直行の便、鉄道があって、途中ノンストップで、しかもグリーンカーもある、そういうようなことを当然つくるべきです。それが、東京にとっても地方にとってもいいことではないかと思います。

発言情報

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発言者: 八田達夫

speaker_id: 24846

日付: 2003-02-19

院: 衆議院

会議名: 国会等の移転に関する特別委員会