八田達夫の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)
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○八田参考人 これも、ロンドンもずっと遷都していないですし、パリもずっと遷都していないですし、それから、日本でたまたま遷都が起きたことが、それは遷都はあったかもしれないけれども、遷都したことが本当によかったのか、そういう吟味もない。それから、権力の基盤になる経済的な中心地が移っていくときには当然首都も移っていいと思うんですが、東京のように、これから第三次産業が中心の世界の中で、そこで生きていくという、まさに東京の重要性が増す国で、この時代に移す理由がわからない。もともと、四百年ごとに首都を移すべきだという仮説自体が全く根拠のないことではないかというふうに思います。
それから、袋小路になっている日本経済をどうするかということは、もう本当に、これは今まで考えていなかった集中ということが非常に重要なんだという認識をして東京を生き返らせる、そして、オフィス賃料や都心に住む賃料を安いものにする、たくさんのスペースを供給して安いものにする、それこそが日本を全く変える、リバイタライズする方法で、このまま国際間で競争に負けていったら、どんな首都をつくったって日本を復活させることはできないと思います。それが私の二十一世紀に関する考えです。
それから、なぜ福島について言及していないかと申しますと、大阪というのは、私は大阪に住んでいたからわかるんですが、近畿財務局長だとか大阪国税局長だとか大阪通産局長、建設局長、一流の人材がいるんですよね。それは、後ですぐ本省に戻ってくるような人がいるから、少なくとも省庁に関するコントロールに関しては、やはり人材的には随分、そこでもって次を待っている方たちがいるから、その人たちに訓練して、非常のときにはこう動くんだよということをやるのは意味があるだろうということがあります。
それから、大宮のように近いところは、もちろん、ある意味では非常のときには歩いていけるという距離ですから、それはそういう利点がまた別にあるだろう、そういうふうに思っております。