小泉純一郎の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○小泉内閣総理大臣 我が国の隣国であります北朝鮮と日本が、戦後五十年、六十年、この長きにわたって不正常な関係にあるというのは大変残念であります。長い悠久の歴史に比べれば、五十年、六十年なんというのはほんのわずかな期間だ、ごもっともであります。むしろ、何百年あるいは千年単位で友好の歴史の方が長かった、そういうことに思いをいたしながら、これからの北朝鮮と日本のことも考えていくべきだという点については共通の認識を持っていると思います。そういうことから、私は、今の北朝鮮と日本との敵対関係を、はるか昔からの友好の歴史を思いながら、近い将来、友好、協調関係にしたいという思いで、昨年九月十七日、ピョンヤンに向けて日本を出発したわけであります。
この敵対関係から協調関係にするというのは、大変困難な問題が前に横たわっておりますが、そのことが北朝鮮にとっても利益になるんだということを、日本が働きかけているだけじゃない、韓国もアメリカもロシアも中国も今働きかけている。そういう国際社会の中で、北朝鮮も国際社会から孤立せずに、国際社会の責任ある一員になるということがプラスなんだ、利益なんだということを私はこれからの交渉の中で粘り強く働きかけていく必要があると。これは気の長い話でありますが、一朝一夕に解決する問題ではありません。また、日本一国でできる問題でもございません。そういう中で、私は、今後とも、正常化交渉に向けて、日朝平壌宣言を誠実にお互いが履行していこうというあの約束の精神を常に思い出しながら、北朝鮮に働きかけていきたいと思っております。