横光克彦の発言 (予算委員会)
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○横光委員 私は、昨年の秋口から今日までの、補正予算の編成する時期、タイミング、そういったことが大きく影響したんじゃないかということを言っているので、そういったことが現在のさらなる経済状況の悪化につながったのではないか、そういったことを言っているのであって、まさに経済は生き物でありますし、間違うことだってありますよ、当然のごとく。
ですから、間違いは間違いと認めるか認めないかが次の一歩につながるわけでしょう。どういう方向に、この考え方の違いによって方向も違ってくると思うんですよ。ですから、そういった、ああ、あれはちょっと失敗だったなという思いがあって次の方向に進むのか、いや、あれは間違いでなかったという思いで進むのか、そこの違いがあるということを私は言っているわけでございます。
今、小泉さんいろいろとおっしゃられましたが、私からすると、やはり昨年の秋口から今日までの、いわゆる経済失政に対する言いわけにしか聞こえない。これは、国民の皆様方もなかなか納得する今お答えではなかったのではなかろうかと思います。総理のこだわりが、今後の社会的コスト、つまり歳入の欠陥とかあるいは国債の増大とか、こういったことを招いたのはもう厳然たる事実でございますので、そういったことからすると、やはり大きな責任があるのではないか、そういう気がするわけでございます。
また、デフレ克服のためには、もちろん金融や税制、いろいろなものが対応が必要でございましょうが、財政の面におきましては、デフレ克服の一番大事なことは財政のむだ、むだ、これをいかに排除していくか、また排除できるかどうか、これが大きな課題だと私は思うんですね。
ですから、例えばこういうふうにデフレが進行する中、コスト意識の高い民間企業は何をやるか。まず、支出を物すごく厳しくチェックしますね。そして、むだがないか物すごく努力をする、むだを省く努力をする。そうして、その節約したことが評価される。この節約の中にリストラが入り、非常に厳しい現実が起きているのは残念ですが、そういった節約したことが民間企業の場合は評価される。
ところが、公的部門はどうですか、そういった節約が評価されることは非常に少ない。評価されるどころか、むしろ省庁で使い残しをしようものなら、省益を侵すものとみなされて批判さえされるというのが現状なんですよ。
今でも政治家や官僚は、依然としてこの予算獲得に示したパワーがそのまま政治力として評価されるという、そういった社会風土がございます。これは、財政支出によって社会的にどのような成果が上げられたかという大事な点は横に置いておいて、この道路は何々先生がつくった道路だとか、あるいはあげくの果てには銅像を建てて業績を評価するとか、そういった時代があった。高度経済成長時代はそうだった。
そして、そういった社会的風土はまだ残っていると思うんです。そういった風土が結局、事業量が確保されれば社会資本が充実されるという錯覚を生んでしまって、そこに私は大量のむだが生じたと思っているんです。
ですから、こういった構造的なところを直していかなければならない。つまり、歳出節約に努力したことが評価される社会に変えていかなければならないと思うんですね。ですから、そのためには、歳出の節約に努力した省庁では次年度の予算概算要求上配慮したり、あるいは努力しなかった省庁には何らかのペナルティーを科す、それぐらいのことを検討する時期に来たんではないか、そういう時期に来たんではないか。この辺のことを総理にお聞きしたいと思います。