池田行彦の発言 (予算委員会)

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○池田(行)委員 かつて「セブンイヤーイッチ」という映画があったのを思い出しましたけれども、米仏両国は二百二十五年間にわたって情事を楽しんでおったということはただいま初めて教えていただきました。
 しかし、考えてみますと、今回のような動きを見ていて、すぐに我々は、ああ、フランスとアメリカはどうだと言うんですけれども、やはりあれだけ長いつき合いをしているところは、表面的な動きと同時に、いろいろ先も見ながら、また幅広く気を使いながら考えているんだということを我々は忘れてはならないと思うわけでございます。
 そういった意味で、日本も今、この問題についてどういうふうに取り組んでいくか、御苦労なさっていると思います。安保理のメンバーじゃございませんし、なかなかそういった場も難しいんだと思いますけれども、やはり、今お話にもございましたように、米欧の立場は違うように見えるけれども、根底においては共通する部分がきちんとあるんだ。特に、今二点を挙げられましたけれども、まずイラクの対応が何よりも大切。そして、ずっと迫っていって、最終的にそれが確保できないときに、ザ・ラストリゾートとしては武力の行使に訴えることもフランス、ドイツもやむを得ないという認識を持っているんだという点。
 その辺を踏まえていきますと、我が国も、緊密な関係にございます米国あるいはヨーロッパ諸国に対して、何か、その仲を取り持っていくという努力、現在もしておられるんだと思います。総理、外務大臣も、いろいろな場でこの話をしておられますし、また、米欧だけではなくて、今イラクにも茂木副大臣を派遣しておられる、また周辺諸国、アラブ諸国にも高村さんや中山元大臣もお出かけになるということでございますが、こういう外交努力をこれからもさらに、時間は限られているかもしれませんけれども、強化していっていただきたいと思う次第でございます。
 三月七日の報告が一つの山場になるとかいろいろなことが言われておりますけれども、基本的な立場に共通するものがあるならば、必ずしもデッドラインというのはデッドラインでないかもしれない。なお粘り強い御努力を続けていただきたいと思います。
 とりわけ総理は、ブッシュ大統領にも耐えがたきを耐えとおっしゃったという話は承知しておりましたけれども、きのう、某報道を見ておりましたら、パスカルの「パンセ」か何かを引用されて、正義なき力は暴力だということも一年前に既におっしゃったということを知ったわけでございますけれども、そういった意味で、各方面にこれからも日本としての働きかけを強めていただきたいと思う次第でございます。
 アメリカも、随分早い段階から、いや、もう我慢できない、もうやるんだ、こう言いながら、今日まで、もう何カ月になりましょうか、最初のときからいいますと。ともかく、国際連合というものを大切にしながら、その手順を踏みながら今日まで来ているということは、やはり米国もいろいろな要素を考えている。
 それと同時に、また各国、とりわけ同盟国である我が国の米国に対する働きかけ、日米関係を何よりも大切にしながらも、我が国として言うべきことは言ってきた、それがやはりあずかって力があるんだ、米国の今日までの政治に、そういうふうに考えるわけですが、その点、簡単で結構です、どうでしょうか。
 それとあわせて、もう一つは、何となく、米国の政権が今ブッシュ政権だからこういう強硬姿勢をとるんだ、政権が違ったらまた米国の対応も異なったんじゃないかと見る向きもあるんですが、この辺はどう考えたらいいんだろうか。
 確かに、前政権、クリントン政権時代のイラクへの対応、あるいは北朝鮮問題、後ほど時間があれば触れますけれども、そういう対応と違っているようなところがございますけれども、それは政権が違ったからというだけじゃなくて、やはり米国民にとっては、九月十一日というものが、本当にショックであると同時に、大きく国民全体の気持ち、考え方を変えたんだと思うんですね。それは感情的な面だけじゃなくて、冒頭に述べました、これからの国際社会の不安定要因としても、国以外の面にもテロリズムだとかテロリズムと結びつくいわゆる暴れ者の国家とか、そういうものとのあり方というものを基本的に考え直さなくちゃいけないという気持ちが随分大きくなっているんだと思います。
 そういった意味では、仮に今日ブッシュ政権でなかったとしても、やはり米国の基本的なスタンスは大きなところでは同じようなものになったんじゃないかという感じもするわけでございますけれども、その点も含めて、これは外務大臣、総理ですか、では総理にお願いします。

発言情報

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発言者: 池田行彦

speaker_id: 9910

日付: 2003-03-03

院: 衆議院

会議名: 予算委員会