池田行彦の発言 (予算委員会)

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○池田(行)委員 先ほどの後段の質問、外務大臣からと思いましたけれども、時間もなんでございますから、結構でございます、恐らく同じ認識を持っておられると思っておりますので。
 時間もあれでございますので、イラクの問題につきましては、これから、先ほど申しましたように、日本としてもさらなる努力を進めていただきまして、何とか武力行使に至らずに平和的な解決、しかもイラクがきちんと対応をして、それを実現することを期待するわけでございますが、もしそれができなくて、最後の手段に訴えざるを得なくなった場合に、我が国としてどう対応するのか。そのときに、安保理の新しい決議があった場合となかった場合とでどうなるのか等々も、本来でございますとお伺いしなくちゃいけないわけでございますけれども、時間の関係もございますし、これからの事態の推移を慎重に見ながら、我が国として、その法的な根拠はどうなのかということも踏まえ、しっかりと対応していただきたいと思います。
 いま一つというよりも、考えようによりましては、我が国にとりましてもっともっと重大な問題は、お隣、朝鮮半島、これはお互いに引っ越しするわけにいかぬわけでございますから、いろいろございましても、何とかそことの関係をつなぎながら、折り合いをつけていかなくちゃいけない、そういう運命にあるんだと思いますが、北朝鮮問題、本当にこれは難しい状況になっております。
 総理が昨年、みずから北朝鮮に赴かれまして、金正日総書記との間で平壌宣言を発出されました。本当に、何とかこの近くて遠い国との関係を正常化したい、そういった熱意に支えられたその積極的な姿勢、取り組みを評価するものでございます。しかし、その際に明らかになりました拉致問題の実態というものは、本当に余りにも酷な、ひどいものでございました。それだけに、御家族の方々はもとよりのこと、国民世論が極めて厳しいものになった、これはいわば当然だと思います。しかし、そういったこともございました。
 また、米朝間あるいは南北間の交渉もいろいろ難しい問題が出てまいりまして、今北朝鮮と国際社会との関係というものはあらゆるところでストールしてしまう、とまってしまっている、いわば袋小路に入った感がございますが、これから我が国としてどういうふうに北朝鮮との関係を進めていけばいいのか。
 一つは、基本的には、これまで米国、韓国と緊密な連携をとって北朝鮮に当たってきた。北朝鮮は大変な外交の巧者、うまいあれでございますから、あちらこちら手玉にとろうとする。そのときにはどうしても日米韓の緊密な連携というのは不可欠でございます。これはここ数年、非常にうまくワークしてきたと思うのでございますね。それに、さらに中国、ロシア等の協力も得てという日本の基本的なスタンスというものは、私はこれからも継続しなくちゃ、大切にしなくちゃいけないと思うのでございます。
 しかし、それにしましても、どうなんでしょうか、最近、日米韓の連携という中で、米国の姿勢がこれまでとどうなのかな、違ったのかなという声も時々聞かれます、二つの方向から。
 一つは、いわゆるKEDOの枠組みですね。重油の供給をとめてしまったとか、あるいは米朝二国間の交渉、これは日米韓協調して当たるということを大切にする面もあるんでございましょうけれども、いわば朝鮮戦争、まだ決着していない、その両当事者間の交渉というものからちょっと腰が引けてきている、それを避けようとしている姿勢が見える、これは米国としてどうなのかなという見方が一方でございます。
 他方においては、イラクとの関係で、イラクに比べると北朝鮮の方がもっとひどいんじゃないか、イラクの場合は核兵器についても開発段階にあるかどうかということだけれども、北朝鮮はもう現に持っておるのじゃないか、ミサイルぼんぼん飛ばすじゃないか、それなのに北朝鮮に対してはちょっと姿勢がやわらかいんじゃないか、こういう見方もございます。この辺をどう考えているかなというのがございます。
 それと同時に、いずれにいたしましても、そういった、我が国にとりましては、すぐ隣にございますが、北朝鮮の問題、本当に重大でございますし、それから、先ほど申しましたように、アジア太平洋地域において安全保障の枠組みというものが、多国間のもの、しっかりしたものがない、何が何でもこれは日米同盟、日米安保体制というものを大切にして当たるということが日本の国益の観点からいって大切でございますし、また、日米同盟はその効果においてアジア太平洋地域全体の安定を図る上でも大きな役割を果たしている、このことも大切にしなくちゃいけないと思います。そういったことがイラクに対する我が国の米国との関係においても影響するのはある意味で当然だ、こういうふうに思うわけでございます。
 話がちょっと、若干あちこちいたしましたけれども、時間もあと一分三十秒しかございませんけれども、ワンフレーズのお得意の総理でもこれは難しいと思いますので、外務大臣にお願いしましょうか。

発言情報

speech_id: 115605261X02020030303_027

発言者: 池田行彦

speaker_id: 9910

日付: 2003-03-03

院: 衆議院

会議名: 予算委員会