桜井新の発言 (外交防衛委員会)

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○桜井新君 三十分やれということで仰せ付かっておったんですが、短ければ短いほどいいという話ですので、簡潔にやらせていただきます。
 今議題となりましたこのモントリオール条約の件については、私、率直に言ってちょっと日本の外交はこそく過ぎたと、こう思っています。三十を超える理事国がある中で、二つや三つ増えたからといって日本の外交上にどれほどの問題があるわけじゃない。むしろ、運営の仕方の中に、国連と同じように常任理事国的なメンバーを絞ってやる、その中に日本が入るということについては大いに力を入れるべきだけれども、一般の国から二つや三つ増えたって、それはそれぞれのブロックやそれぞれの立場の事情でやることに、そんなみみっちいことに日本が目くじらを立てることはなかったと思いますので、これは質問ではなくて、私は外務省並びに政府に、もうちょっと大局的な立場に立った外交を日本はやるべきだと。敗戦の中から立ち上がった日本ですから、武器こそ持ってはいないけれども、今や世界の指導国であり、圧倒的に多い有色人種の代表としてG7にも顔を並べ続けてきている国でありますから、それぐらいの誇りと自信を持って外交をやっていただきたい、このことを特に小泉総理に伝えておいていただきたい、こう思います。これは申入れであります。
 さて、私は、この間イラクの戦争がああいう形で事実上最も早い時期に収まったことは非常に良かったと思っておりますし、最終的に、アメリカもぎりぎり交渉を続けてきたのでありますが、フランス、ドイツ等から理解を得られなかったことは残念であるし、その中で苦渋の選択をしたブッシュ政権には本当に敬意を表したいと、私は満腔の賛成でございます。
 それについて小泉総理がこういう選択をされたことは、北朝鮮のことも頭にないとは言いませんが、同盟国として当然のことだと、日本は武力を持って対処することのできない立場に置かれておる現状からしてこれは当然のことだと、こう思っておりますので、これもよくぞ選択をして決意をしてくれたと、こう思っておりますので、これも私としては全面的な賛意を表したいと、こう思っております。
 その中で、今日は防衛庁長官にわざわざお越しをいただいたのでお先にお話を承りたいんですが、時間がないので、細かい資料もちょうだいして目も通させていただきましたが、二つのことをお伺いしたいと思うんです。
 それは、こういう時代でありますし、このイラクの戦争を見てもお分かりのとおり、正に近代技術の粋を尽くした戦いぶりだったと思うし、いろいろ報道は一般市民に及ぼした危害を殊更取り出して宣伝はしておるけれども、あれだけの戦争をしながらよくぞあの程度の犠牲者で収まったと思って、本当にそういう点では近代兵器とアメリカの配慮に私は敬意を表したい、労もねぎらいたいと、こう思っております。
 そんな中で、我が国は北朝鮮という脅威の中に今さらされていることは事実でございますが、この北朝鮮からの脅威にどう対処をするかと、こういうときに、北朝鮮のみならず、いろんな国からどんな侵害があるか分からないわけでありますが、そういう中で国民の生命、財産を独立国として守っていくためには、今考えられる範囲で、その技術の考えられる範囲でどうすれば日本を守ることができるかというのを、これだけコンピューターの発達した時代でありますから、きっちりシミュレーションをすれば、装備をするしないは別として、守られるだけのことは想定できるはずでありますが、そういうことをやっておるのかやっていないのか。全体、日本を守る国防のための全体像としてのシミュレーションをやっているのかどうか。そして、そのことについてアメリカと日本がどの程度の分担の仕方で詰めた話をしているかということを聞かせられたら聞かせていただきたい。
 そのことがしっかり約束できていれば、日本はあれだけのイラクの戦争を見て、北朝鮮といえどもそんなに戦々恐々として国民はこれにおびえることはない、堂々としていられると、こう思っております。しかも、我が国には、これは後ほどお伺いしますけれども、六十万人を超える朝鮮半島の人たちが現実にここで終戦後ずっと生活しているんです。我々と同じ自由を与えられて生活しているわけですから、この人たちにもその危害も及ぶことなんでありますので、私はもっともっとこのことをしっかりと国民に分かるように、これだけのことで約束してやっていると、こういうシミュレーションで日本を守るためにやっているということを簡単に分かるように話していただきたい。
 後ほど、いわゆる軍事出動とでも言いましょうか、自衛隊が出動するときの手続が余りにも複雑過ぎるので、この前段の話をお伺いした後でそのことも聞いて、この二つだけあなたにお聞きしたいと、こう思っております。

発言情報

speech_id: 115613950X00820030424_004

発言者: 桜井新

speaker_id: 28320

日付: 2003-04-24

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会