石破茂の発言 (外交防衛委員会)

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○国務大臣(石破茂君) 先生御指摘のように、例えば弾道ミサイルといたしますと、撃ってから日本に着弾するまでに七分とか八分とか十数分とか、そういうお話でございます。その間にどういうふうにしてきちんとした意思決定を短い時間に行うかということを私どもは考えなければいけません。いろんな手続を経ているうちに着弾してしまいましたと、犠牲者がたくさん出ましたということになったらば何のために、例えば仮にミサイル防衛システムを持つにしても何のために持ったか分からぬということになります。
 そうしますと、私ども政府の中で議論をいたしておりますのは、安全保障会議で御議論をいただきますときに、じゃ、仮に持ったとしてもどういうような法的な仕組みを仕組んで撃つのですかと。それがもう着弾してから決まりましたみたいなことではどうにもなりません。しかし、先生がおっしゃいますように、シビリアンコントロールの歯止めというものをどのように掛けるかということだと思っています。
 早くなければいけないがシビリアンコントロールの担保はなければいけない。その場合に内閣にどれほどの授権をするかということは、まさしく私どもも議論を今いたしておりますし、国会においても、まさしくシビリアンコントロールの最も重要な要素でありますがところの国会におきまして、ここならばいいだろうというような御議論をいただくことが私は必要なのだと思っています。
 そうしますと、弾道ミサイルを迎撃するという行為は、一体これは防衛出動なのだろうかどうだろうか、そういうところから議論をしていかなければいけないのだろうと思っています。もちろん、今でも、例えば工作船のような場合には潜没潜水艦に対する対応でありますとか、いろんな形でシビリアンコントロールをきちんと守りながら対応を迅速にということは考えております。しかし、それが弾道ミサイルの場合にどうだろうか、新しい形のテロやゲリラの場合にどうだろうか。そのときに議論になりますのは、それが定型化、一つのきちんとしたパターンとしてこの場合にはこうするというものができるのだろうかどうだろうかということだと思っております。
 政府部内におきましても、先生の御指摘を踏まえまして一生懸命議論をいたしておるところでございますが、繰り返しになって恐縮ですが、一番肝要なのは、シビリアンコントロールの最も重要な主体でありますが、主体といいますか要素でありますがところの国会において何が一番正しいのかということを御議論をいただくことだというふうに思っております。
 一番肝要なのは、どうやって国の独立、平和、安全、国民の生命、財産が守れるかということだと思っております。そういうことにつきまして今最大の努力をしておりますところですが、どうか今後とも御教示賜りますようお願いを申し上げます。

発言情報

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発言者: 石破茂

speaker_id: 20757

日付: 2003-04-24

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会