安藤裕康の発言 (外交防衛委員会)
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○政府参考人(安藤裕康君) お答えを申し上げます。
御指摘のとおり、イスラエルでは、一月二十八日のクネセット選挙におきまして、シャロン首相率いますリクードが勝利をいたしました。その後、新しい内閣をどういうふうに発足させるかということについてイスラエル国内でいろいろ話合いが行われまして、その結果、いわゆる極右と言われます民族統一、さらには右派のリクード、国家宗教党、それから中道で世俗政党でありますシヌイ、これらの政党会派が連立をいたしまして、二月二十七日の日にシャロン首相が率います新たな連立内閣が成立したわけでございます。
新しいシャロン内閣の性格付けでございますけれども、この政権の政策ガイドラインという中でいろいろな綱領が記述されているわけでございますけれども、一つ重点的に言われていることは、政府の最優先任務はイスラエルの安全保障の強化及び地域における情勢の安定であるというくだりがございます。これは、二〇〇〇年九月のインティファーダ以来、何といってもイスラエルの国民の最大の関心事はいかにして治安を維持してこの国の平和というものを確保するかということだと思われます。したがいまして、こういうイスラエルの安全保障の強化という点が前面に押し出されているということでございますので、そういう意味において、御指摘のように、シャロン政権の軸足というものがいわゆる右に少し寄っているということは言えるかと思います。
他方、シャロン政権といたしましても、この中東和平の進展ということについては非常に強い興味を持っている、引き続き持っているということでございますし、イスラエル国民の現在七割が和平、中東和平の成立というものを支持しているという状況下におきまして、この和平の進展への真剣な姿勢というものもまたあるわけでございまして、今後はいろいろな形での譲歩あるいは暫定合意というようなことを通じて一刻も早く和平を進展させたいという、その真摯な姿勢というものはシャロン政権も持っているというふうに私ども分析しております。