平沼赳夫の発言 (経済産業委員会、環境委員会連合審査会)
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○国務大臣(平沼赳夫君) お答えさせていただきます。
京都議定書の発効要件を満たすためには、先生御指摘のとおりロシアの批准が必要となっております。これまでのところ、ロシア政府として批准に向けて準備をするという方針に変化はないと、このように承知をしておりますけれども、ロシア政府部内の準備作業に時間が大変掛かっております。具体的な批准時期については、そういう観点でいろいろ接触をしているんでございますが、今の段階では確たる見通しは立っておりません。
京都議定書をめぐる交渉におきましては、既に一昨年のCOP7におきまして京都議定書の運用ルールの大部分が合意をされているところでございますけれども、なお重要な論点もまだ残っているわけであります。特に、御指摘のございました不遵守の場合の措置に法的拘束力を持たせるかどうかという点が未決着に相なっておりまして、この点につきましては、京都議定書発効後に開催される第一回の締約国会合において改めて交渉される、こういうことになっております。
我が国の立場といたしましては、これも先生御高承のとおり、厳格な措置を設けるということは将来の枠組みへの参加国の拡大に決してプラスにならない、むしろ障害になるおそれがあるのではないか。したがって、法的拘束力を持たせることには反対の立場を取ってまいりました。今後の交渉においても従来の立場に沿って対応すべきだと、このように考えております。
地球温暖化防止に向けた世界の取組に実効性を持たせるためには、排出量の四分の一強を占めております米国、それからほぼロシアに匹敵するようなお隣の中国、こういった途上国を含むすべての国が参加するルールの構築が不可欠だと思っておりまして、政府といたしましては、かかる枠組みの実現を目指して最大限の努力を傾けるつもりでございます。このため、京都議定書がいつ発効するかにかかわらず、私どもといたしましては、将来の枠組みの望ましい在り方について国際的な議論を早い段階から喚起しなきゃいけない、こういうことで努力をしているところでございます。