平沼赳夫の発言 (経済産業委員会、環境委員会連合審査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(平沼赳夫君) 重要な御指摘をいただいていると思っております。
 化学物質というのは、優れた機能性により幅広い産業で利用されまして、国民生活にも密着した存在になっているわけであります。一方、化学物質には有害性を持つものもございまして、その取扱いでございますとか管理方法によって、人の健康や動物への影響、これの可能性もあるわけであります。
 このため、昨年八月のいわゆるヨハネスブルク環境サミットにおいて確認されましたとおり、化学物質の利用に際しては、有毒性の程度だけではなくて環境中への放出状況も併せて考慮したリスクの評価、管理が必要である、こういう考え方がある意味では国際的な共通の認識になっていると、こういうことでございます。
 各国におきましては、各々の法制度において可能な範囲でこのような考え方に基づく具体的な審査の制度や規制措置を導入しているところでございまして、現行の化審法に関しましても、第二種特定化学物質の指定に際しましては環境残留の程度を考慮するなど、一部の制度につきましては既にリスクの評価、管理という考え方を取り入れてきております。
 今回の法律改正においても、国際的な動向を踏まえまして、国内外の類似の法制度やその見直しの取組を参考にしながら、引き続き環境汚染の防止に万全を期しつつ、リスクの評価、管理という考え方を一層拡充させる方策について慎重に検討を行っているところでございます。新規化学物質の事前審査における化学物質の環境中への放出可能性に着目した新たな制度というのは、正にそのような考え方に基づくものとなっております。
 さらには、化学物質の管理を一層効果的かつ効率的に進めるためにも、今後とも、リスク評価・管理の重要性を常に念頭に置きながら、化学物質管理政策の不断の見直し、これを行っていかなければならないと思っておりまして、イノベーションのことを言及されました、これも非常に産業競争力というような観点で大切でございます。
 ですから、そういう中で私どもとしては、その持っている危険性、ここもしっかり除去をしながら、両方が立つような、そういう形で慎重に、そして十分検討していきたいと、このように思っております。

発言情報

speech_id: 115614081X00120030416_027

発言者: 平沼赳夫

speaker_id: 2022

日付: 2003-04-16

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会、環境委員会連合審査会