岩本荘太の発言 (個人情報の保護に関する特別委員会)
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○岩本荘太君 国会改革連絡会の岩本荘太でございます。
私は、参議院になる前に、現場の声を国会にということで、いわゆる無党派、無派閥という国民の立場で出てきたつもりでおりまして、そういうことで今活動しておる身でありますことをまずお断りしておきますが、ということは、国民の目線でこの法律にしてもどうなのかということを見たいと思っております。したがいまして、皆様方の御専門ばかりでない、一般国民としての御判断ももしお聞かせ願えたらなという気でおるわけでございます。
実は、この個人情報保護法案も、先月、統一地方選の最中からもう既に連休明けになったら参議院に来るだろうという予想が立ったわけで、統一地方選のときにもいろいろと使ったわけです。ということは、要するに、有事法制もそうでしょうけれども、いわゆる地方行政に直接かかわってくるであろう問題として、個人の自由がかなり拘束されるかもしらぬ、あるいは拘束されないかもしらぬ、その辺の重要な問題だから、よくこの成り行きを注視してもらいたい、またそういう成り行きを反映できる地方議員を是非選出してもらいたいと、こんな言い方で言わせてもらったんですけれども、私自身いろいろ勉強させてもらっているんですけれども、なかなか分かりづらい。
私自身、専門家でないところもございますけれども、皆さんの御議論を聞いていても、基本理念もあり、個別の問題もありで、なかなか私、理解できないんですが、とはいえ、このままでは法律が成立していくわけで、それはまた我々の問題に振り返ってくるわけですから質問させていただきますけれども、これはあくまでも、先ほど言いましたように、一国民としての立場、あるいは大変幼稚であり、おしかりを受けるような疑問かもしれませんが、その辺をまずお許しを願いたいと思っております。
〔委員長退席、理事常田享詳君着席〕
一つは、「目的」を見ますと、「個人の権利利益を保護することを目的とする。」と、大変いいことでありますし、全然反対する要素もないですし、そのために基本方針を作るなり、国及び地方公共団体の責務もありますし、あるいは個人情報取扱業者の義務等が記載されている。非常に何の問題もないとは思うんですが、えてして法律はそうなんでしょうけれども、要するに性善説に立って人間を見れば、これはもうお任せしていいということだと思うんですね。ところが、実際法制化されると、なかなかそれだけでは解決されていない。そういうほかの、どうも性悪説に立っている人が悪用するんじゃないかなというような危惧がたまに、時々起こってくると、その辺が国民一般の大きな疑問であると思うんですけれども。
そういう面で、この法律もいろいろ出ておりますけれども、いわゆる主務大臣といいますか、主務大臣といえば官僚も含むわけですね、主務大臣の判断といえば官僚も含む。そういう人たちの裁量権が非常に広がっていると。これは一つ一つ挙げるまでもなく御存じだと思うんですけれども、非常に裁量権が大きくなっていると。だからこれは、だから性善説に立てば、何も問題でないと思うんですが、最近の状況、いわゆる政治家なり官僚の行動を見ますと、いわゆる政治と金の問題、あるいは官僚にしましてもいろいろと各省で、外務省あるいは防衛庁なんかで首をかしげるようないろんな問題が起こっていると。そういう状況の中で、本当にそういう人たちを信用していいかどうかということが国民の大きな関心になる。その辺をどうお考えですかと聞くと、ちょっと政治的な御質問になっちゃうと思うんですが、そのぐらい裁量権を与えられているということは、人によって判断がぐるぐる変わってくるんじゃないかと、時代とともにですね。
それで、役人といいますか、役人の通例といいますか、大体前例主義で、大体自分の都合のいいようにいっちゃう心配があるんですよね。そういうようなことを考えると、この裁量権がこれだけ与えられているということが、何か国民として非常に疑問といいますか、危なっかしい感じがするんですが、その辺、御専門の立場あるいは一国民としてどのように受け止めておられるか、まずお聞きしたいと思います。堀部先生から。