和田ひろ子の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)

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○和田ひろ子君 民主党の和田ひろ子といいます。
 私、ちょっと所用がありまして、お二人の先生のお話を全部お聞きできなかったこと、大変申し訳ないと思っています。
 日ごろ私が国会等の移転に関しまして思っていることを言わせていただきますので、是非それに対して先生たちの御意見を、お二人の先生からお聞きしたいというふうに思っています。
 首都機能移転、国会等の移転というのは国政全般の改革であるというふうに私は思っています。東京の一極集中、今おっしゃられましたが、これの是正。これは、地方に住んでいる者にとって今大変な危機の状態にあります。子供たちがだれも農業を担わない、まあ担っていけないんですね。そういう状況の中で東京が一極集中しているということに大変危惧を持っています。
 そして、災害対応の強化ですが、今、先生がおっしゃいました災害というのは地震だけではないというふうに思います。今の状況の中でも外交の問題でいろいろ言われております。もう絶対に日本の国全体が危機管理をしなくてはいけない時期に東京がこんなに一極集中していて、それを守れるかどうか、それを大変危惧しております。
 そして、東京の再生のために今、都市の再生ですごいお金を使っています。これは、首都機能移転はバブルのころの単なる公共事業を余計にするための話だったんじゃないかというようなマイナーな意見がよく出ますが、そうだとすれば、都市の再生に使っている大深度法とか、地下鉄の下に地下鉄を造るなんというのはあれは正にバブルのときの発想で、必ずしも首都機能移転だけがバブルの発想ではないというふうに私は思っています。都市の再生にそんなにお金を使うんなら、地下の下に地下を掘るんなら、また道路の上に道路を造るんなら、もっともっと均衡ある国土の発展ということを考えていかなければいけないというふうに思っています。
 衆議院のこの委員会が調査を依頼したところによりますと、最大のお金が掛かると言われるのは、十二兆三千億円ですか、それが最大であって、もう一度考え直してみれば四兆七千億ぐらいでできる、そして、それは公的な負担であれば二兆四千億くらいでできるというふうな試算をされております。
 こんなに出生率の少ない東京が、そして年々人口が増えていくことに大変疑問を持っている地方の人たちがもっと元気を出すために、是非、今お金がないからできない、来年やるという話じゃないんですから、十年後に、二十年後にどうしたらいいかというのを今考えておかないと駄目なんじゃないですか。
 今、転んでばんそうこう張るようなことばっかり日本の国はやっているから長期のビジョンが何も立たないんで、こういう時期にしっかり根を張ったそういう長期のビジョンを立てることこそが日本の国の再生につながるというふうに思いますので、お聞かせをいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 和田ひろ子

speaker_id: 13242

日付: 2003-04-23

院: 参議院

会議名: 国会等の移転に関する特別委員会