太田豊秋の発言 (農林水産委員会)
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○副大臣(太田豊秋君) 本来であれば大臣が御答弁すべきところでございますが、今、衆議院で本会議が開かれておりますので、私から御答弁を申し上げさしていただきます。
今ほども、現場を実際にごらんになって、そのごらんになった経緯の中から、それを基本といたしました御質問をいただきまして、正に実感がこもっておるなというふうなことでお聞きをさしていただきました。
確かに、昨年の九月のBSEの発生後、消費者の方々の牛肉への不安が大変に高まってまいりまして、そして牛肉の消費とか、あるいは価格の下落だとか、それからまた生産者を始め流通、外食事業者の経営にも大変な影響が生じたわけでございまして、国といたしましても消費者の不安払拭と、生産農家や関係事業者への影響の緩和のために、生産、流通、消費、各段階における対策を講じてまいったところでございます。
その成果もございまして、当初急落をいたしておりました牛肉の消費、それから価格等も回復してきておりまして、また、昨年の五月の四頭目以降におきましては、皆様、消費者の方々あるいは生産者の方々、そして国の施策等々も併せまして、風評被害というふうなものが起こることもなく、これが冷静な反応によって対応がなされてきたというふうなこと、大変喜ばしいことであったというふうに考えてございます。
しかしながら、BSEにつきましては、なお感染源、そしてまた感染経路の究明、それから死亡牛の検査体制の整備、そして牛肉のトレーサビリティーのシステムの構築、これは御承知のように四百五十万頭の牛につきましてはすべて耳標をもう完了いたしております。そしてなお、子牛が生まれるたびにこれらの子牛につきましても耳標は取付けをいたしておるところでございますが、こういった構築の課題とかいろいろ残されておるわけでありますが、今後BSE対策特別措置法とかあるいはこれに基づく基本計画を踏まえまして、これらの課題にしっかり取り組みつつ、消費者の方々の食の安心、安全に対する信頼の回復を図るとともに、BSE発生農家の経営再建支援策、対策などを全力を挙げてやってまいりたいと、このように考えておるところでございます。
また、公助とか自助等の問題につきましても、生産者あるいは農業団体の方々とのお話合いの中でも、やはり自助努力が大変に必要なんだというふうな自覚の中でというふうなことも今お話がありましたが、BSEの発生によりまして、牛肉の消費、価格が落ち込み、そしてまた生産農家の経営は大変に大きな打撃を被ったこととなっておりますが、こうした厳しい状況の中で意欲を持って経営を継続されておられる農家の方々には本当に頭の下がるような思いでございます。
農業助成等については、国民、特に納税者の納得を得られるよう行う必要があることでございまして、これは皆様方にも御理解いただくことだと思います。すなわち、畜産農家の自主性と創意工夫に基づく生産性向上などへの努力に対しまして助成を行うという基本的考え方に基づく必要がございます。
畜産農家には、後継者の育成や牛舎整備などにも自ら努力され、経営の維持そして発展に努められていることに大変心強く感じるところでございます。そのような農家の方々の自助努力と相まって各般の支援対策が効果を発揮するものと考えておるものであります。
農業政策の展開に当たりましては、今後とも、意欲を持って生産に励んでおられる農家の方々が、その経営を改善し発展させていくことができるように、農林水産省といたしましても可能な限り支援してまいる所存でございますので、御理解いただきたいと思います。
以上でございます。