大島理森の発言 (農林水産委員会)
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○国務大臣(大島理森君) 国民の皆さんに、このWTOの中における水産物の環境を知っていただくために、大変いい質問をしていただいたと思うんです。
WTOというと農産物という議論、これはもちろん大変大事な、また大きな議論でございますが、WTOの世界では、御承知のように、非農産物という世界の中でこの水産物が議論をされていると。したがって、私自身は、非農産物でございますから、絶えず平沼大臣と議論、調整をしながら参加をし、また私自身も交渉しているわけでございます。
先般の東京で行われましたミニ閣僚会議のときに、正に水産物の問題については、ちょっと極端に言いますと、孤立無援的な闘いに今なっていると、こういう非常に厳しい環境であるということを私、率直にここで開陳させていただきたいと思うんです。
農業の場合は、EUそしてまたフレンズ国と、六十か国以上の仲間がいるわけですが、この水産物については、私どもと同じような考えを持つ国というのは数国しかございません。
どういう点が一番議論として違うかということを申し上げますと、正に今、田中委員がお話しされましたように、この水産物も有限性がある、そしてそういう状況の中で、私どもはやはり水産物の交渉のルールの中で品目ごとの柔軟性が確保されなきゃなりませんよと。
それから第二点として、ここが物すごく大きな議論なんですが、補助金、水産政策に対する補助金は、各国から見ますと、これはもうアメリカ、ニュージーランド、オーストラリア、あるいはヨーロッパもそういう考え方が強いんでございますが、これは資源を枯渇させるためであり、貿易的の歪曲的なそういうふうなものだというとらえ方が多いんでございます。
私どもは、水産政策の補助金というものはそれは違うと、貿易を歪曲するものでもないし、むしろ日本の場合は資源を管理あるいは養殖をするための政策として使っているんだと、こういうふうな主張をしているわけでございます。
むしろ、漁業補助金というのは貿易歪曲的なルールのらち外にあるこれは議論ではありませんかと。貿易を歪曲しているというそのための補助金の議論の対象外だという、そういうふうな議論を本当に厳しくやっておるんですが、言わば極端な言い方をしますと、よく選挙で総評ありますと、独自の戦いをしていると、こう評価をされるときがあります、選挙評で。そういうふうなぐらいに非常に仲間が少ない、仲間が少ない。言わば、日本と同じような考え方といえば、品目ごとの柔軟性という意味ではメキシコ、あるいは韓国も私どもに少し考え方を理解していただいております。台湾もそうかな、台湾。アメリカ、EU、中国、インド、こういう国々は非常に厳しい見方をしている。
ですから、ミニ閣僚会議のときも言わば私、発言、水産問題は大したことないだろうなと、余り議論にならないだろうなと思ったら、わあっと出てきたものですから、ちょっと待ってくれということは主張しました。是非、水産問題もこのWTOの世界の中で今非常に厳しい環境の中で議論しているということを御認識いただき、また先生方の御支援もいただき、私どもはフレンズ国をたくさん作るために全力を尽くしてこれから努力してまいりたいと思いますが、そういう現状であることを御認識いただければと思います。