筆坂秀世の発言 (武力攻撃事態への対処に関する特別委員会)
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○筆坂秀世君 結局、答えられないんですよ、そこのところは。結局、戦闘地域に行くとも行かないとも、武力行使一体化原則を、一体化禁止原則をそのまま続けるともあるいは破るとも言わないんです。それは何でかと、それは、そこを破るためにこれ今やろうとしているんでしょう。それ隠しているだけですよ。
だって、アメリカのこの戦争がどういうものですか。例えばイラク戦争見てごらんなさい。三十数万の軍隊を事前に集結さして、何か月も前から先制攻撃やるといい、何千という戦車や航空機やあるいは車両を投入する、そうやってやるわけですよ。そして、これ、イラク戦争のアメリカのコンバットゾーンですが、イエメン除いて、この色の付いているところがそうです。(図表掲示)これは、水のところは海ですね。それと、これは陸地ですよ。これだけ広大な地域なんです。ここで展開して、三十数万の軍隊、展開したんですよ。そのときに、それを後方から支援するという日本の役割が、これは別ですよ、イラク戦争は、イラク戦争は別ですが、それが戦闘地域には入りませんと、一体どこから支援するんですか、それは。だから、それを取り払えって言うんです。
しかし、周辺事態法は、少なくとも建前は、戦闘地域には入っていけないという建前になっているんですよ。だから、周辺事態法適用だったらコンバットゾーンには入っていけない。だから、戦闘地域にも入らなきゃ、アメリカの側からすれば何だと、日本の自衛隊は肝心なところにいないじゃないかと、こうなるわけでしょう。だから、アメリカは戦闘地域にまで入ってこいという要求をしているんじゃないですか。それにこたえようというんじゃないんですか。それははっきり言わないんです、言えないんです。それはそうです。言えば、これは武力攻撃事態法案、大変なことになりますから、予測事態で戦闘地域に入っていくとなれば。当たり前ですよ。だから、それを隠しているだけなんです。
しかし、あなた方は既に、現実には、戦闘地域に入っていかない、武力行使一体化はしないんだと、こういう原則、既に破っているんですよ。
例えば、テロ特措法で派遣された自衛隊の補給艦「ときわ」がアメリカのイラク戦争のコンバットゾーンに指定しているオマーン湾、ここですよね。(図表掲示)オマーン湾、ここです。ここでアメリカの補給艦に約二十二万ガロン補給する。それが空母キティーホークに補給された。これは石川統幕議長も認めています。開戦前だと、まだ戦争が始まる前だと、イラク戦争が、というふうに弁解しています。しかし、この時点で、空母キティーホークはイラク南部の飛行禁止空域での監視爆撃行動、サザンウオッチと言われていますが、これに参加しているんですよ。
要するに、アメリカのニーズがあれば、コンバットゾーンであろうとそういうところでも入っていく、これを実際に自衛隊の艦船はやっているということじゃないですか。現に、もう破っているんですよ、そうじゃないですか。