田英夫の発言 (武力攻撃事態への対処に関する特別委員会)
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○田英夫君 持っている国がたくさんある、作っている国もたくさんあるということを言われましたけれども、日本はそういう国と違うんだということを、改めて若い皆さん、考えていただきたい。
日本国憲法というのは、先ほどの幣原さんのお言葉のとおり、そういう中で作られた、日本は普通の国じゃないんですよ。この間、ある新聞の政治部長が、衆議院をこの法案が通過した日の翌朝の朝刊に書いておる、署名入りで書いておりましたが、これで日本は普通の国になったという書き出しですよ。それでいいんですか。日本はそういうことではならないという決意をしたんじゃないですか。あの戦争の広島、長崎などの貴重な体験の中から、多くの犠牲者の中から我々はそういう決断をしたはずですよ。このことをもっともっと重く考えていただきたい。
戦争というものは本当にどういうものか。人間と人間が殺し合うということをまだ続けていていいのか。サバンナの猛獣だって共食いはしませんよ。本当に人間だけがそういう人間同士の殺し合いということをまだまだやっていると。アメリカのブッシュ大統領のイラク戦争に突入していくときのやり方などは、本当にもう人間がやってはならないことの模範のような、モデルのようなことをやっているじゃないですか。しかも、日本はああいう憲法を持っているということをもっと重く考えていただきたい。
いや、それどころか、三年前ですか、これはちょうど衆議院の速記録が手に入りましたから持ってきましたけれども、戦争決別宣言というのを、つい三年前にやったばかりですよ。しかも、与党の皆さんが提案をして、小渕さんが亡くなった直後です。その本会議では、まず小渕さんの追悼の演説があって、その後、衆議院ではこの戦争決別宣言という決議をやっている。
唯一の被爆体験を持つわが国は、日本国憲法に掲げる恒久平和の理念の下、歴史の教訓に学び、国際平和への貢献に最大限努力するとともに、九州・沖縄サミットを契機に、日本はじめ各国が国家間の対立や紛争を平和的な手段によって解決し、戦争を絶対に引き起こさないよう誓い合うことについて、世界に向け強く訴える
という、これが正に戦争決別宣言。
このことを今大事にすべきじゃないですか。