小泉純一郎の発言 (予算委員会)

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○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 武見議員御指摘のとおり、人間の安全保障というものにつきまして日本としても積極的にかかわっていきたいということから、先日も緒方貞子氏、そしてケンブリッジ大学のセン教授、両氏にこの人間の安全保障という考え方についてお話を伺い、今後どのような形で具体的な支援活動をしていくかという報告を受けました。
 国境を越えて、人間の持てる能力を十分に発揮していない人たち、あるいはそのような境遇にない人たちにどのような支援活動を行っていくかという点につきまして、やはりこれは今までにない概念ではないかと。紛争地域あるいはそういう恵まれない境遇にある方々は世界各国にいるわけであります。国対国では難しいけれども、人道的あるいは人間本来の持てる能力を引き出す活動についてはいかなる政府も妨害はすべきでないし、またしないだろうという点も踏まえまして、日本としては、貧困の問題あるいは教育の問題あるいは環境の問題、実際生活していく上においてどのような本来人間の持つ能力を発揮できるような支援をしていくかということで、まずこの問題については具体的な成果を上げることが大事だと。観念は分かります。
 そういう面において、よく緒方氏始めそういう人間の安全保障を考える方々の報告を踏まえて、日本としても、世界のそのような状況に遭っている人たちに、なるほどこういう活動はいいんだなというような具体例を挙げるように努力していこうということでお別れしたんですけれども、私は、外務省当局に対しましても、まず観念は分かると、人間の安全保障。こうやったことによって、その地域の人たち、そのような人々に対して、ああいい支援活動だなという具体例を挙げるようにまず努力してみようよということで、実際どの地域に、またどういう人たちに何をやっているかということをできるだけ早く具体的な形で見てもらうということが、この考え方を世界の方々に理解されるということで、今検討を進めているところでございます。

発言情報

speech_id: 115615261X01620030324_010

発言者: 小泉純一郎

speaker_id: 9434

日付: 2003-03-24

院: 参議院

会議名: 予算委員会