齋藤勁の発言 (予算委員会)
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○齋藤勁君 いろいろ、失礼な言い方かも分かりませんが、法律をいろいろ引っ張り出してきて決議を言われてきたんでしょうけれども、あなた新決議を、アメリカ、イギリス、スペイン、行ってきたわけですから、それらの経過をずっとお認めになって、またそれへ戻るという話は、幾らされてもこれはもう通らないですよ。
それから、ブッシュ大統領の演説、これはもうブッシュ自身も言っているじゃないですか。イラクの問題でも、国連安保理は、九〇年代初めに行動した、現在でも有効な、と言っていますよ、あなたと同じように。安保理決議六七八と六八七の下、米国と同盟国は、イラクの大量破壊兵器を取り除くために武力行使をすることを認められる、これは権限の問題ではない、意志の問題だ。
さらに、目的は、これはもう時間もありませんから繰り返すのも嫌ですけれども、フセイン大統領と息子たちは四十八時間以内にイラクを去らなきゃならない、拒否するならば、我々が選ぶ時期に軍事行動を起こす。
まあ、ブッシュさんはいろいろ申し上げていますけれども、後ほど先制攻撃についてもお話しさせていただきますが、このことではっきりさせていただきたいのは、国連決議違反に武力攻撃ということであれば、一九六七年の第三次中東戦争後にイスラエルの占領地撤退を求めた国連決議二四二はどうなるんですか。イスラエルの撤退を求めてアメリカがいかなる圧力を掛けてきたんですか。明らかにダブルスタンダードじゃないですか。さらに、核開発計画を公然と認める北朝鮮、対話で臨むなら、なぜイラクを攻めるんですか。二月十四日にシリア国連大使が述べたように、何度も国連決議に違反してきたイスラエルを攻めないで、なぜイラクを攻めるのか。
いいですか、こういうような証拠で武力攻撃ができるなら、アメリカがいつでもいちゃもん付ければ、いつ、どこでも攻撃できるようになってしまうじゃないですか。そういう矛盾というより問題、こういうことをきちっと持っている、はらんでいる今回のアメリカの攻撃なんだと、イギリスの攻撃なんだということについて、今日は片道じゃなくて往復なので、本当はもう止めたくて止めたくてしようがないんですけれども、これは引き続き、残念な気持ちはありますが、継続させていただきます。──ちょっと、いいですよ。
それで、日米、日本外交の基軸について私は質問させていただきます。
昨年の九月、総理、ブッシュ大統領は、テロ国家、テロ組織への先制攻撃を掲げた新しい国家安全保障戦略を発表しています。
アメリカ、米国と米国人を守るためにテロの脅威を取り除くため、国際社会の支援を取り付ける努力は続けるけれども、必要な場合は先制行動によって我々は自衛権行使の単独行動をも辞さないんだと。それから、大量破壊兵器と戦うため、脅威がもたらされる前の自衛行動、先制行動が必要だと。テロ組織やならず者国家に伝統的抑止力は通じない。昨年九月のブッシュ大統領のいわゆるブッシュ・ドクトリンというやつです。
ここからテロリストに大量破壊兵器が渡りかねないということで、これは総理も言っている、ブッシュさんも言っているということで、イラク攻撃が正当化されるという議論が出てきているんじゃないですか。どういうことを連想しますか。イスラエルにとってパレスチナはテロリストの温床だ、基地だと。インドにとってパキスタン、ロシアにとってチェチェン、すべて先制攻撃の対象となる、そういう論理になっていくんじゃないですか。今回の武力行使、先制攻撃、これはブッシュ・ドクトリンに基づくものである。
いかがですか、総理の見解。