齋藤勁の発言 (予算委員会)
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○齋藤勁君 大量破壊兵器が渡りかねないと言っているんでしょう。渡りかねない、渡った、攻撃があった。安保理決議は、古い証文出してきて、古い証文だ古い証文だ、これが正しい、ここに書いてある武力行使がいいと。だったら新しい決議は何だったんですかということになるでしょう。だから、そこを読んで、ブッシュは、これは大量破壊兵器と戦うには、脅威がもたらす前に自衛行動、先制攻撃が必要だということを去年の九月にドクトリンを発表して、そして今回そうだということを演説で言っているじゃないですか。いかにも私はそういうような態度というのが、本当に日米同盟、日米同盟と言っている日本の内閣の姿なのかということで残念だ。
仮にイラクに短期間に降伏、敗北させたとしても、私は、真の問題の解決に導くであろうか、そうは思いません。多くのイスラムの諸国の人々は、アメリカへの憎しみ、参加国、支持国への憎しみであろうと。世界じゅうの人々はアメリカへの嫌悪と軽べつとを私は深めていくんじゃないかと、そんな気がいたします。イスラム原理主義を始めとする様々なテロリストたちの温床となり、アメリカはいつもだれかれか襲われる、そんな恐怖をいつも覚えながら不安となる大国となるんではないだろうか。憎悪の連鎖、収拾の付かない、このやはり私は恐怖の世界をもたらすことになるのではないかというふうに思います。
私は、日本政府の外交というのは、日米同盟というのは、これは、日米同盟はこれからも私は緊密に取るべきだと思いますが、今回、様々な議論を聞いていますと、北朝鮮の核の脅威、これについて私は、率直に言って私自身も同様でございますが、そのことと日米同盟というのをごったにしているのではないかという気がいたします。
在日米軍基地、私どもは非常に広大な約一千万坪にも及ぶこの我が国に在日米軍基地を擁しておりますし、約五万人弱の米軍、在日米軍基地に働く従業員の人がおります。キティーホーク、様々な艦船が、アメリカの艦船が横須賀あるいは佐世保から出てきている。こういった基地を提供している役割というのは、世界の同盟国の中でも、広しといえども、これは日本しかありません。十分私たちは、我が国として、日米同盟、日米安保条約、日米地位協定の中でこういう基地提供をしているということについて、十分ある意味では役割を果たしているのではないか、そういうふうに思います。
何でもかんでもアメリカに追随をするというやり方は大間違いだということ、今日、フランスの外交政策について、あるいはドイツの外交政策について述べる時間はございませんでしたけれども、私は、日米同盟の二国間の同盟と同時に、アジアの中で多国間にわたる、多国間の様々な外交政策をしてきましたけれども、これをも失わせるような、信頼を遠ざけるような今回の国連決議なしの武力行使に至った小泉内閣総理大臣の正に無条件の支持表明ということについては、これまでの日本外交を失墜するかのような発言であり行動であるということについて指摘をさせていただきまして、峰崎委員にバトンタッチをさせていただきます。