筆坂秀世の発言 (予算委員会)

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○筆坂秀世君 今、思わずアメリカの先制攻撃というふうに総理おっしゃったんですが、私は、国連決議、もう何度も答弁聞きました。一四四一、六八七、六七八という話は伺いました。しかし、それではこれは無理があると思うんですよ。無理があるから、今度の安保理は割れちゃったわけですよ。だから、安保理の決定なしの、安保理の枠外の行動になったわけです。これは総理だってお認めになっているし、ブッシュ大統領も、安保理は言わば役に立たない、だからアメリカがやるんだということはおっしゃっているわけでしょう。
 それで、一四四一、六八七、六七八というのは、これはロシアもあるいはフランスも賛成して作られたもんですよ。ですから、その解釈は当然各国が同じでなければならないわけで、アメリカだけが独断的に解釈できる権利はない。私は、アメリカのブッシュ大統領の本音はやっぱり先制攻撃なんですよ。それは、国連決議のこれは曲げています、演説で。しかし、ブッシュ大統領が一番強く言っていることは、先にやらなければ自殺行為になるんだということなんです。正に先制攻撃の論理なんです。
 この立場というのは、アメリカは、例えば昨年九月の国家安全保障戦略でも、敵対的行動の機先を制し、あるいは阻止するために必要とあらば米国は先制的に行動するというふうに明確に述べています。さっきの議論聞いていますと、先制的な軍事行動じゃないんだ、先制的行動だけだというふうな外務大臣の答弁もありましたが、しかしそうじゃなくて、こういう国家安全保障戦略に基づいて、現に今イラクへの戦争が行われているわけです。単なる行動じゃないんですよ。これは軍事行動そのものなんです。
 世界が一番心配しているのはそういうことなんです。だれだって、総理が言われるように、テロリストと核が結び付く、これは断ち切らなきゃならない、これはだれだってそう思っています。結び付いていいなんて思っている人はだれもいないでしょう、恐らく、テロリスト以外は。問題は、だからといってアメリカが、私は、代表して国連の枠外でやるんだ、そんな権利はアメリカには絶対ないということです。それは総理もお認めになりますでしょう。

発言情報

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発言者: 筆坂秀世

speaker_id: 4295

日付: 2003-03-24

院: 参議院

会議名: 予算委員会