2003-10-06
参議院
森山裕
国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会
森山裕の発言 (国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会)
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○森山裕君 戦後半世紀余り、新しい時代に対応できなくなった制度や考え方というものを、国民とともに率直かつ大胆な再検討というものを加えていかなければならないときを迎えているなという気がしてなりません。正に考え方の改革というものが大変大事なことなのかなというふうに思えてならないところであります。
どうか、今後とも、どうテロと戦っていくのかという国策というものを、国民に分かりやすく常に説明の努力をしていただきたいと思いますし、そのことによって国民は覚悟ができるんだろうというふうに考えております。
次の質問に入ります。
先日の第五十八回国連総会においてアナン国連事務総長は、我々は今岐路に立っている、これは国連が創設をされた一九四五年に劣らず決定的なときであろうと指摘をされ、国連改革、とりわけ安保理改革の重要性と急務を具体的に明言をされました。他方、川口外務大臣も一般討論演説において安保理改革の重要性に言及をし、我が国が常任理事国として積極的な責任を果たしていく決意を述べられました。
我が国は、国連分担金を米国に次いで二番目、平成十四年の場合、約二十一億ドルもの、の拠出をし、第三位のドイツは八億ドルにすぎませんから、日本の負担がいかに大きいか分かるところであります。こうした財政的な貢献をもって日本が常任理事国となる資格があるかのように主張する議論がありました。しかし、この主張には日本が積極的に世界平和のために貢献をするという気概と決意が欠けており、反対はされないものの、我が国を是非常任理事国にしようとする強い支持とモメンタムを国際社会に呼び起こすことはできませんでした。
しかし、国連改革の機運が高まった今、我が国は常任理事国として世界平和と安全のために積極的に貢献をするのだという強い決意と気概、そして実際の行動力を示さなくてはならないと思います。既に死文化しているとされているいわゆる旧敵国条項の削除にしてもしかりであります。私は、歴史の汚名を克服するには誠実かつ決然とした行動をもって示すしかないと考えます。
湾岸戦争の苦い教訓を忘れてはなりません。国際平和と安全を守り、テロに厳しく対決をするため、世界に通用する理念と気概、そして実行力を立証することなくして、国際社会が日本を常任理事国として真に歓迎することはあり得ないのではないかと思います。日本国民の断固たる決意と覚悟が必要であると思います。
そこで、総理にお尋ねいたします。
二年を期限として成立をしたテロ対策特措法を、今回、更に二年延長しようとするわけであります。この二年延長という根拠はどのような理由によるものでしょうか。事態は流動的であり、果たして今後二年間で所期の目的を達成し得るものか予測することは困難であるように思えます。
このように、なし崩しに期限を延長することは、煩瑣であるばかりでなく、一時しのぎであり、我が国が国際平和のため確固たる貢献をするという国際公約に対して消極的な印象を国際社会に与えることになるのではないでしょうか。
我が国が国際平和のため臨機応変に対応する枠組みとして恒久法を制定するときが来ているのではないかと考えます。総理の御見解をお聞かせください。
また、我が国が国連の常任理事国となることについての総理の考え方、御決断を是非お聞かせをいただきたいと思います。