神本美恵子の発言 (国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会)

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○神本美恵子君 おはようございます。民主党・新緑風会の神本美恵子でございます。今日はよろしくお願いします。
 これまで、今回審議に上っているテロ特措法に関して多くの議員の方が質問を様々にされてきております。私自身は元小学校の教員でありまして、国会議員になってからも教育畑でやってまいりましたものですから、外交、防衛というようなことについては本当に素人でございます。しかし、この日本とそして世界の平和を願うそういう気持ちは、これまでの教員生活の中でも子供たちとともに平和を語り、あるいは人権を語り、そういう教育をやってまいりましたので、その気持ちはだれにも負けない、大切に持ってきているというふうに思っております。
 私は、昨年の四月に、民主党女性議員アフガニスタン訪問団の一員としてアフガニスタンとパキスタンのペシャワールを中心に訪問してまいりました。現地では、小学校や女性への識字教育、職業訓練をNGOの方たちが行っている現場や、それから地雷除去作業の現場、また一般市民であふれる市場などを訪問してまいりました。
 その中で、本当に笑顔にあふれて学校に行き始めた子供たちの姿や、それから復旧作業に瓦れきをどけながら植樹作業をしている市民の方々、そして献身的に、日本のNGOの方もたくさんいらっしゃったんですけれども、その事務所をお訪ねして、献身的に地元の、アフガニスタンの復旧や復興に携わっていらっしゃる方々のお話を聞いたり姿を見て本当に、昨年の四月、攻撃が終わってまだ暫定政権のときでした、暫定行政機構で本当に落ち着かない状況のときでしたけれども、復興の息吹を感じてまいりました。
 また、昨年の十一月には、その現地でお会いしました女性たちを日本にお招きしまして、女性支援会議ということでシンポジウム等を行いました。そのときにお招きしましたのは、暫定行政機構のときの女性担当大臣でありましたシマ・サマルさん、現在の移行政権では独立人権委員会の委員長を務めておられます。それから、アフガニスタンのテレビの女性キャスターであります、今はマラライという女性誌を発行、編集していらっしゃいますジャミラさんなどをお招きして、ここでも、一人の女性として、あるいは母として、一市民としてというような立場からのアフガニスタンの現状を、その立場から本当に率直に聞かせていただいて、彼女たちとの交流は今でもメールやビデオレターなどで続けているところです。
 ですから、そういう私自身の経験からも、世界の平和、そしてアフガニスタンのこれからの復興というようなことを考えていった場合に、先進国の視点からだけではなくて、戦乱の下で長い貧困やそれからその中で著しい人権侵害に遭ってきた紛争地や被災地の一般市民の視点というものを大切にしたいというふうに考えております。その一般市民の視点を通しての情報を一番お持ちなのは、先ほど言いました、現地で過酷な状況の中でも献身的に活動していられる日本のNGOの方たち、そういう方たちではないかというふうに思って、つい先日もNGOの事務所をお訪ねしまして現地の状況なども詳しく聞いてまいりました。
 私は、外交においてもこういう、この間の議論の中で日本の国益というような言葉も何度も出てまいりますけれども、この一市民的な素朴な思いといいますか、そういったものが反映されなければいけないのではないかという立場で今日は、平和を祈る日本の皆さん、国民の皆さんもそうですけれども、アフガニスタンの国民の皆さんたちのそういった気持ちを代弁する、そういう立場で今日は質問をさせていただきたいと思います。
 具体的には、この間の衆議院、そしてこの参議院での特別委員会での議論を聞いておりますと、期限付でこの特措法を延長する、そのときに、既に行われている様々な活動、実施された活動の総括がきちんとなされているのかということも何度も繰り返し質疑の中で出されておりまして、私はその答弁を読ませていただいたり聞かせていただきながら、しっかりされていないのではないかという思いをいまだに持っております。
 九・一一以降、国際社会はテロを最大の脅威と認めて様々な取組が行われております。その取組については大変重要なことであり、私自身も評価しております。また、その一方で、アフガニスタンの国内やインド洋上では米軍を中心とする多国籍軍が行っている対テロ軍事行動が行われておりますけれども、これは国際テロに対する自衛権の行使という名の下に実施されているというふうに私は承知しております。したがって、本委員会で現在審議されているテロ特措法の目的として挙げられた諸外国軍隊への協力支援活動、具体的には自衛隊が行っております補給活動ですけれども、給油活動ですけれども、これは集団的自衛権の行使に当たるというふうに私は考えております。
 この集団的自衛権の行使の是非の議論は今日はひとまずおくとして、これまでの自衛隊の活動領域から大きく離れた活動であるということは事実でありますから、この延長、二年延長ということを審議する際にはこれまでの活動の総括がより一層求められるというふうに私は思っております。
 そういう観点から、まず本題に入る前に幾つかの質問をさせていただきますが、これは外務大臣にお伺いしたいと思います。
 この多国籍軍が行っている対テロ軍事行動というのは、大きく分けて、インド洋上で行われている海上阻止活動とそれから国内で行われている地上での掃討作戦、この二つというふうに考えてよろしいんでしょうか。

発言情報

speech_id: 115714303X00520031009_020

発言者: 神本美恵子

speaker_id: 20014

日付: 2003-10-09

院: 参議院

会議名: 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会