石破茂の発言 (安全保障委員会)
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○石破国務大臣 おっしゃるとおりで、私は、焼き直しみたいなものをやっては絶対だめだと思っています。
大綱は、五一大綱、〇七大綱と来まして、今、平成十六年、一六大綱と将来呼ばれるのかどうか知りませんが、その間に起こったことというのは、例えば九・一一というのがある、テポドンというのが飛んできました、不審船、工作船というものがありました。また、冒頭、委員が御議論なさいましたが、海外における自衛隊の活動というものがあります。
要するに、情勢が激変したと言っていいんだろうと思っているんですね。十年前に今のようなことはだれも考えていない。〇七大綱はもちろん冷戦後の姿というものを見たものでしたが、今度の一六大綱というものは、この間に起こったことに的確にこたえるものでなければいけないのだろうと思っております。
防衛力をつくりますときに、今、委員からも敵基地攻撃能力とかいろいろな御指摘がございました。従来の答弁を繰り返して恐縮ですが、それは自衛権行使三要件を満たした場合は憲法上全く許されないわけではないが、その能力を保持していない、今のところ、それを変えるという考え方はございません。
ただし、防衛力というものをつくるときには、それが一体何のためのものなのかということがきちんと検証されなければいけないのだろうと思います。ただ、ずらっと並べて持っている、そういう話じゃなくて、戦車なら戦車、戦闘機なら戦闘機、潜水艦なら潜水艦、哨戒機なら哨戒機、それが何のためにあるのか、そして、それはどのような負担において持たれるべきものなのか、どこに置くのかというようなことが、アメリカのトランスフォーメーションともきちんと関連づけまして、きちんとわかるものでなくてはいかぬだろう。そしてまた、それがメッセージとしてちゃんと外国にも伝わるものでなければいけないし、納税者の御理解を得るものでもなければいかぬ。
そこにおいて、今、東電顧問の荒木先生を座長とする懇談会が総理のもとにつくられております。また、防衛庁におきましても数十回会議を重ねております。そして、この安全保障委員会においてさまざまな御議論をいただきまして、本当に、委員がおっしゃるような、国民の方々にとってきちんとしたメッセージを発するもの、中身はこれからさらに詳細に詰めてまいりたいと思います。