ベルンハルド・ツェプターの発言 (憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会)

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○ツェプター参考人(通訳) 世界は、ますますグローバル化が進んでおります。ということで、我々は、今や、ヨーロッパが直面している安全保障上の問題は、単にヨーロッパのみの問題だとは言えなくなっております。同様に、アジアにおける安全保障の問題についても、アジアのみの問題だとは言えなくなっております。
 ということで、ヨーロッパは、日本が例えばバルカン半島などにおいてエンゲージメント、関与をしていただいたときには、前向きに反応をいたしました。バルカン半島におけるその復興と安定化のために役に立っていただいたということ、それからまた、事実、準備会合などにも日本が関与をしてくださっております。
 ヨーロッパとしては、当初から東南アジア並びに東アジアにおける地域情勢に関心を抱いておりました。ということで、ASEMのプロセスが確立されたということは重要であります。といいますのも、アジアの地域情勢について、これは政治や安全保障といったような領域の地域情勢について、アジアのレベルのみで議論をするのではなく、ヨーロッパですとかアメリカといったような、他の利害を有するようないろいろな国や地域とのインターリンケージという形で討論の場を設けられたということにつきましては、アジアにおける地域の安全保障の具体的な問題についてもよかったと考えております。
 共通の関心問題というのも多々あるかと思います。とりわけ、核兵器の拡散防止ですとか大量破壊兵器の建設といったような問題、それからテロとの戦い、こういった種類の問題は、アジア並びにヨーロッパの双方の社会に影響を及ぼすものであります。ということで、このASEMにおいて定期的な会合を持つということを我々も望んでおります。近々、四月にダブリンで外相会合が行われますが、その議題をごらんになっていただいても、やはり共通の関心事ということがわかってくるかと思います。
 まず第一に上がっておりますのが、朝鮮半島情勢ということであります。御承知のように、ヨーロッパもKEDOに参画をしておりました。それから、イラクの問題も議題に取り上げられております。これはもちろん、共通の関心事であります。また、いわゆる多国間主義について、それから多国間にまたがるさまざまな問題にまつわる効率性ということで、より広く議論をしようということになっております。これらはすべて、ヨーロッパ、アジア双方の共通の関心事であります。ヨーロッパにとりましても、やはりASEMを強化するということに極めて強い関心を持っております。今後とも定期的に会合を持つということによりまして、それのみならず、意見交換をするということ、さらには、何か共同で行動ができることはないかといったようなことも議論を重ねていきたいと思います。
 最後になりますが、私どもは、ASEANとの対話の場も持っております。それから、首脳会議ということで、日本とも、中国とも、韓国とも、インドとも行っております。これらはすべて、EUとこの地域の国々とがお互いに手を結び合っていこうというための手段であります。

発言情報

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発言者: ベルンハルド・ツェプター

speaker_id: 2061

日付: 2004-03-04

院: 衆議院

会議名: 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会